シンガポールでもインド型変異ウイルスでクラスターが発生。病院から拡大、行動規制を強化

シンガポール保健省のケネス・マク医療サービス長は5月4日、新型コロナウイルスの市中感染者からインドで発生した変異ウイルスが検出されたと発表しました。国内の3地域で計7人の患者からインド型変異種の感染が確認されています。

最も感染者が多かったのはノビナにあるTan Tock Seng病院で発生したクラスターで、5人の感染が判明しています。このうちの1人はクラスターの最初の症例で4月27日に陽性反応が確認された46歳の看護師です。

Tan Tock Seng病院のクラスターは、病院スタッフや患者、その親族40人に拡大。シンガポール最大となったクラスターの発生は、インド型の変異ウイルスが原因となったとみられています。

マク医療サービス長は、病棟内の空気の流れや換気に問題があった可能性を指摘しています。また、シンガポール入国者のうち新型コロナウイルスから回復した人が再び感染した疑いについても調査を実施。今後も入院中の患者や病院スタッフ、現在検疫を受けている人からさらに感染者が発生する可能性があり、引き続き強い警戒が求められています。

新型コロナウイルス対策の閣僚タスクフォースの共同議長を務めるローレンス・ウォン教育相はインド型の変異ウイルスについて「感染力が強く、以前よりも大きな集団感染を引き起こしている」と指摘しています。

さらに、市中感染者から南アフリカ型や英国型、ブラジル型の変異ウイルスの感染も確認されており、直近1週間の市中感染者は60人に増えています。

こうした状況を踏まえ政府は5月4日、感染拡大防止のため規制強化を発表。ガン・キム・ヨン保健相は記者会見で「今後数週間はシンガポールにとって重要な期間になる」と発言しました。

加えて、国民にワクチン接種を呼びかけるとともに、第一線で活躍する医療従事者、特にTan Tock Seng病院や国立感染症センターの職員を支援するよう呼びかけました。

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SingaLife編集部

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