シンガポールのグラブ、利用客が減少した運転手の支援として6月1日から料金1Sドル値上げ

シンガポールなどで展開するタクシー配車アプリ「Grab(グラブ)」は5月25日、利用客が減少した運転手を支援するために、スタンダードタクシー、グラブヒッチ、グラブコーチ以外の料金を2021年6月1日から1Sドル引き上げると発表しました

同社が料金を引き上げるのは、2017年以来初です。

2021年4月のタクシーなどの乗客数は、行動規制が始まる前と比べて80%にとどまっています。加えて「フェーズ2」の対策強化措置が実施された後にはその割合が約55%に低下しました。

これを受けグラブは、料金を1Sドル引き上げることで、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける運転手を支援します。

値上げの1Sドルを運転手が全額受け取れる期間は6月1日から30日の間。7月からはグラブがコミッション料金の徴収を開始するとのことです。

顧客が新しい運賃体系に適応できるよう、グラブは6月1日から14日の間、顧客に対しピーク時の乗車に1Sドルのバウチャーを提供します。

ピーク時は以下のとおりです。

・平日午前7時〜9時、午後5時〜7時
・週末午前11時〜午後6時

グラブは今年4月22日にも、プラットフォーム手数料として、グラブフードとグラブマートの配送手数料を10セント引き上げています。

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SingaLife編集部

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