シンガポールのオン・イエクン保健相が、7月12日から外食の人数制限緩和の意向を示す
シンガポールのオン・イエクン保健相は7月1日、ストレーツ・タイムズ紙のインタビューに応じ、7月12日に新型コロナウイルスの対策の規制を緩和する意向を示しました。「7月12日からより多くの人と店舗で一緒に食事ができるようにすることを検討しており、他にも検討できることがあるのではないかと考えています」と語りました。
シンガポール政府は、6月21日に外食を解禁しましたが、飲食店へ入店する際のグループの人数は2人までに限定しており、7月中旬に人数制限を緩和する方針を示していました。
オン保健相は、7月12日に見込まれる規制緩和について、ワクチン接種率にはあまり依存せず、新型コロナウイルスのクラスターがコントロールされているかどうかに依存すると述べています。
さらなる規制緩和については、人口の半数が2回のワクチン接種を完了すると想定される7月後半、続いて国民の3分の2が接種を完了する建国記念日になる見通しと語っています。
専門家は、インドで確認された変異ウイルス(デルタ型)に対する集団免疫を獲得するためには、少なくとも80%のワクチン接種率が必要であると推定しています。これに対しオン保健相は、接種率が達成されない場合でも、人々は新型コロナウイルスの流行とともに生きることができるとして、「新型コロナウイルスをインフルエンザのように捉えるのであって、麻疹のように根絶やしにすることはできないのです」と語りました。
またオン保健相は、マスク着用の規制緩和についても言及。「マスクは非常に重要な医薬品以外の介入手段であり、最後に撤廃を検討することの一つになるかもしれません」と述べています。仮にマスク着用義務が撤廃されたとしても、公園などのより安全な屋外環境に限ることを指摘しました。
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SingaLife編集部
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