シンガポールでキャリア13年のシェフが和食をオープン。GSTなしの和食は嬉しい限り
「気軽に和食を食べてほしい」当地の和食事情を知り尽くしたシェフが提供する
MRTオートラムパーク駅近くに2019年10月にオープンしたのは和食「新里ShinnSato」。
シンガポールの繁華街「タンジョンパガー」や「オーチャード」といった繁華街から少し離れたこのエリアに店を構えた理由を「地元の人に気軽に和食を食べてほしいから」。新里ShinnSatoのシェフ・松川雅太郎さんはそう話しました。
新里はなんとGSTなし!日本人が経営する和食店でGSTがないのはとっても嬉しい!こんなところにも気軽に利用してほしいという雅太郎シェフの心遣いを感じます。
松川雅太郎シェフは16歳で料理の道に入り、日本のホテル内のレストランで修行を積み、2006年にシンガポールに。
シンガポールにある和食レストランの料理長などを努めたあと、ローカルのコンサルティング会社で日本食店の立ち上げも経験。2019年10月に新里をオープンさせました。
シンガポールでの料理人キャリアは13年。当地の日本食事情を知り尽くした雅太郎さんが提供する料理に期待で胸が膨らみます。
ショップハウスの1階にある「新里」は、カウンターとテーブル席のほか、8人までの個室というレイアウト。
取材したこの日も、午後6時前だというのにすでにお客さんの姿が。以前からの常連だそうで、雅太郎さんの料理を求めて「新里」に来たそうです。
写真の料理は桃太郎トマトマリネ(右奥$9)、白トウモロコシの天ぷら(右手前$12)、牛たたきカルパッチョ(左手前$28)にウナギの白焼き(左奥$18)。
トマトはシークヮーサーの出汁に漬け込んだもの。出汁やカルパッチョのソースはもちろん、サラダにかけるドレッシングもすべて手作りでシークヮーサーやゴーヤといった雅太郎さんの故郷、沖縄県の食材を随所に使っています。
こういうこだわりって素敵ですよね。裏メニューとして沖縄料理も出してくれるので、気になる方はぜひ注文を。
この日のメインは和風サイコロステーキ($30)。
サイコロステーキといえば、硬くすじばった部位が使われて食べるのにひと苦労という印象でしたが。。。こちらのサイコロステーキはそのイメージを覆すには十分でした。肉質のよさにびっくり。
豪州産和牛のフィレはミディアムレアに焼き上げられ、マッシュポテトとソースを絡めて食べれば、幸せが肉汁と一緒に口いっぱいに広がります。
そして、この値段で食べられることに驚き。
ウナギの白焼きは、鹿児島産のウナギを丁寧にパリッと焼き上げます。お好みで柚子胡椒を一緒に。種類豊富な日本酒や焼酎、泡盛にもよく合いそう。
メニューは本日のオススメのほかに、刺身や焼き物、寿司、麺類まであって選ぶのに困るほど。さらに、年に数回はメニューを変えていくといいます。アラカルトが主体ではあるものの、要望や予算に応じて宴会コースや飲み放題などにも対応してくれるとのこと。
平日のランチメニューは丼や定食が中心で、こちらもGSTなしの価格なので安心♫
MRTのチョンバル駅やオートラムパーク駅からタクシーで数分なので、落ち着いた雰囲気で気軽に食べられる日本食を求めている方は、ぜひ訪ねてください。
《新里ShinnSato》
住所:79 Kampong Bahru Road S169377 (駐車場あり)
電話番号:6226-2526
最寄り駅:オートラムパーク
営業時間
月-金:ランチ11:45〜14:30 ディナー17:30〜23:00
土:ディナーのみ17:00〜23:00
定休日:日
Web:https://shinnsatojapanese.business.site
Facebook:https://www.facebook.com/shinnsatojap.sg/
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!