絶対食べておきたい!シンガポールの食べ物、料理 大満足のシンガポールローカルフード16選!
シンガポールでは中華系、マレー系、インド系などの料理や食習慣が独自の発展を見せ、それがシンガポールのローカル料理として根付いている多民族国家ならではの多彩な料理を味わうことができます。そのため中華圏、マレー半島、欧米、インド系とルーツはさまざま。今回はそんなシンガポールのローカルフードを一挙ご紹介します。
シンガポールの料理の特徴
さまざまな民族が各エリアから持ち込んだシンガポールのローカルフード。例えばチキンライス、バクテーは中国の南方から、ナシレマはマレー半島から、フィッシュヘッド・カレーは南インドから、またポピアは中華系とマレー系が融合した料理、とそれぞれの食文化がシンガポールに根付いて発展した多国籍な食事を味わえます。
シンガポール料理一覧 16選
①チキンライス(海南鶏飯)
ホーカーや、ローカルレストランでも必ず目にするチキンライス。有名店も多く、それぞれのお店でこだわりのチキンライスを味わえます。
鶏を茹でた汁でご飯を炊き、その上に鶏肉をのせた料理。チリソースやダークソイソース、生姜のタレをお好みでつけて味わいます。日本でいうケチャップライスとは別物なので注意。
②バクテー(肉骨茶)
豚のスペアリブをクローブ、ガーリック、シナモンなどのスパイスと一緒に醤油で煮込んだスープ料理。肉骨は豚肉のことを、茶はスープのことを指しています。ご飯や揚げパンのような油条(ヨウティアオ)と一緒に味わい、お好みでチリや醤油を豚肉に付けて味わいます。
昔、中華系の労働者たちが疲れた体を満たすためにお代わりできるスープベースの料理を食べていたことからローカル料理として根付いたとされています。
③ラクサ(叻沙)
ココナッツ風味の麺料理。魚介類から取った出汁をベースとしたスープにスパイスが効いていて食欲がそそられる料理です。
シンガポールではカトンラクサが多く見られ、カトンを中心に有名店もいくつかあります。太めで短い麺に、ザルガイや大エビ、かまぼこなどのトッピングが乗り、スプーンですくって味わいます。
④チリクラブ(辣蟹)
チリ、トマト、卵で作られたとろみのあるソースに、カニを丸ごと煮て調理されるシンガポールの名物ローカル料理、チリクラブ。観光客にも人気の一品です。
まろやかな辛みにカニのエキスが染み出たソースがおいしく、饅頭(マントウ)につけて味わうと美味しいソースをまんべんなく堪能できます。カニ料理が人気のシンガポールでは、チリクラブだけでなく、黒胡椒をピリリと効かせたペッパークラブも人気です。
⑤ナシレマ(椰漿飯)
ココナッツミルクとパンダンリーフで炊いたご飯に、きゅうりや小魚、ピーナッツ、卵、サンバルソース(チリ、ニンニク、砂糖、玉ねぎを調合したソース)が添えられ、混ぜながら頂く料理。マレー系ルーツからシンガポールに入った料理です。おかず部分は、鶏の唐揚げやカレー風味の野菜などさまざまなものが合わせられています。
⑥フィッシュヘッド・カレー(咖喱魚頭)
白身魚の頭を丸々入れて野菜と一緒にスパイスの効いたカレーで煮込んだ料理。南インド特有のスパイスと中華系にとって馴染み深い魚の頭を組み合わせた、シンガポールらしいローカルフードです。
鍋のカレーの中で魚をほぐしながら味わいます。魚の出汁が染みでたコクのあるカレースープとともに白米とともに食べるのがオススメです。
⑦フライド・クェイ・テォ(炒粿条)
米粉でできた平らな麺とチリ、もやし、中華ソーセージ、かまぼこなどをラードを用いて炒めた料理。B級グルメとしてホーカーで主に味わえるローカルフードです。この平らな麺(クェティヤオ)と黄色い麺(ミー)がミックスされているお店もあります。ライムやチリなどを使って、自分好みの味に調整して楽しめます。
⑧サテー(沙爹)
屋台料理の定番である串焼き、サテーはアラブ発祥の料理でチキン、ビーフ、マトンの肉をタマリンドやガランガルなどのスパイスを混ぜた香辛料をつけて炭火の上で焼きます。味付けは甘辛のピーナッツソースが定番。付け合わせのキュウリと玉ねぎのスライスも串焼き肉と一緒に味わいます。
⑨プラウン・ミー(蝦麺)
エビの出汁が効いた濃厚なスープに、卵麺、ビーフン、その両方が入ったミックス麺などが使われ、ドライとスープと両方のタイプで味わうことができます。エビ好きなシンガポーリアンに根付く、代表的なローカル料理の一つです。
お店によって豚肉が入っていたり、フライドオニオン、フライドガーリック、チリなどを入れ、それぞれのレストランで特色が出やすいのもこの麺料理の特徴かもしれません。
⑩ワンタン・ミー(雲呑麺)
ワンタンをのせた黄色い麺の料理。ドライ、スープと選べますが、シンガポールでのワンタン・ミーはドライが主流です。麺はチリやオイルで絡められ、その上にかまぼこや野菜などをのせ、混ぜて味わいます。ドライの場合、ワンタンはセットで付いてくるスープに入っていることもあります。
⑪キャロット・ケーキ(菜頭粿)
名前はキャロットケーキですが、日本では大根餅と呼ばれているものが使われているこのローカル料理は、真四角にカットした大根餅を卵やニンニクなど調味料で炒めて作られます。キャロット・ケーキは主に醤油味のブラックと、スパイシーなホワイトケーキの2種類で、両方ミックスされたプレートを選べるお店もあります。
⑫ロティ・プラタ(油饼)
外はパリパリ、中はしっとりとした生地のロティ・プラタは、ギー(インドの澄ましバター)で味付けした生地を宙に投げ上げて伸ばす、インド南部の平たいパンのことです。一般的に、カレーソースと一緒にいただきますが、チーズやチョコ、アイスクリームなどデザートとして味わえるお店もあります。
⑬ホッケン・ミー(福建麺)
卵麺を使い、卵、もやしなど野菜とエビ、イカなどが一緒に炒められた麺料理です。魚介類の出汁が浸っているか、麺が吸っているかはお店のこだわりによって違いますが、シーフード風味が味わい深さを演出。お好みでチリを付けたり、ライムを絞って味わいます。
⑭火鍋(hot pot)
中国四川地域発祥の鍋料理、火鍋。火にかけて煮込みながら食べる鍋料理というところからこの名前が付いたそうです。
肉や魚介類、野菜などをダシが効いたスープに入れて煮こみますが、鍋が2つに仕切られ、一つには豚骨、鶏などからダシをとった白湯スープ、もう一つには唐辛子や花椒などの香辛料を入れた辛い麻辣スープ、といった2種類の風味を楽しめます。お店によって4つに仕切られることもあり、他のスープを選べることもあります。
⑮カヤトースト(咖椰土司)
ココナッツミルクとパンダンリーフ、卵、砂糖で作られた緑色のカヤジャムとバターをトーストに挟んだパン料理。トーストはカリッと焼かれたものが主流ですが、お店によって柔らかさ、焼き加減はさまざま。トーストと一緒に半熟卵がセットで付いてくることが多く、その場合は半熟卵に、日本のものとは少し異なるローカルの醤油をかけ、そこにトーストをディップしながら食べるのが定番です。おもに、朝食メニューとして親しまれています。
⑯ポピア(薄餅)
生春巻きのようなポピアは、中華系とマレー系が融合したニョニャ料理の一つ。具材は主に、もやし、揚げ豚脂、レタス、キュウリ、卵などで、小麦粉でできた薄い皮に巻いて、スイートソース、チリソースなどで味わいます。もちっとした食感が癖になります。ホーカーから高級ニョニャ料理店まで、さまざまなレストランで目にすることができます。
★番外編 シンガポールの定番ローカルスイーツ!
シンガポールで味わえる多国籍なローカルスイーツも必見です。
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ローカル料理を制覇しよう
多くの人種、国籍の人々が集まるシンガポールでは、それぞれの食事文化から影響された料理が豊富にそろっています。シンガポールならではのローカル料理の数々を、ぜひ楽しんでみてください。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!