シンガポールのコロナ規制、更なる緩和へ!出発前検査など
シンガポールの保健省(MOH)は22日、1日あたりの感染者数が減少し続けており状況が安定してきたことから、今月26日から更なる規制緩和を実施すると発表しました。
規制緩和により、これまで10人までだった集会人数規制の撤廃、屋内や公共交通機関などでのマスク着用義務はまだ残りますが、セーフディスタンスは任意となります。
また、全従業員のオフィス復帰を可能にする方針も示しました。大規模イベントの人数制限に関しても、1,000人を超える大規模なイベントを行う場合、収容定員の75%以内という制限がありましたが、この定員制限も撤廃される予定です。
さらに、これまでシンガポールの建物内に入る際に必ず必要であった、追跡アプリ「トレース・トゥギャザー」や入退室記録システム「セーフエントリー」を使った入場登録も、500人以上の規模のイベントやナイトライフ施設、飲食店(レストラン、コーヒーショップ、ホーカーセンターなど)を除いて不要となります。
しかし、状況が悪化した場合などは再度利用することも考えられるため、政府からはアプリの保持が勧められています。
規制緩和に伴い、コンバインドテストセンター(CTC)とクイックテストセンター(QTC)でのART検査と週末の急性呼吸器感染症(ARI)検査といった、無料検査の提供は4月25日をもって終了します。
また、同国は渡航制限の緩和も表明。4月26日から、ワクチン接種完了者と12歳以下の者(ワクチン接種が完了していない場合も含む)については、シンガポール入国前のコロナ検査が不要になります。これにより、ワクチン接種完了者はシンガポールに入国するためにコロナ検査を受ける必要がなくなります。
他にも細かな規制緩和が実施される予定です。詳しくはこちらをご覧ください。
なお、シンガポールから日本に戻る際には、現時点では入国前の検査と、入国時の空港の検査が必要ですのでご注意ください。
※規制内容は状況に応じて常に変更しますので、規制の詳細や最新情報は大使館や領事館、シンガポール当局のウェブサイトをご覧ください。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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