アフタヌーンティー ジャーナルVol.8 ヒルトン シンガポール オーチャード <ジンジャーリリー>
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シンガポールで至福の時間を過ごす
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写真提供: Hilton Singapore Orchard
シンガポールで至福の時間を過ごすなら、ホテルのアフタヌーンティーは最上のチョイス。
アフタヌーンティー ジャーナル第8弾は、新しい場所で生まれ変わった新生ヒルトン シンガポール オーチャードの象徴、ジンジャーリリー ラウンジ&バーのアフタヌーンティー、「オーチャード トレイル エクスペリエンス」をご紹介します。
ヒルトン シンガポール オーチャード
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元マンダリン オーチャードに大々的なフェイスリフトを施し、アジアパシフィックで最大のヒルトン シンガポール オーチャードへと生まれ変わりました。オーチャード、マンダリンの2つのタワーを合わせ、客室、スイートで合計1080室の大規模ホテルです。
モダンでシックな印象のヒルトン シンガポール オーチャード。本日訪れるアフタヌーンティーが人気の「ジンジャーリリー ラウンジ&バー」は、5階、2つのタワー棟をつなぐ中心のエリアにあります。
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ジンジャーリリーの入り口は大きく、開放的で明るい印象。 オープンしてすぐに女性客の人気を集めたのも納得の雰囲気です。2時半に行った時には、店内はすでに多くのお客様で賑わっていました。お友達と一緒で楽しそうです。皆さん、「オーチャード トレイル エクスペリエンス」の参加者たちです。
サービスはフレンドリー!
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お席に案内してくれた人も、入れ替わり立ち替わりサーブしてくれるスタッフたちがとても感じのいい方達ばかり。ここからすでに楽しい午後は約束されたようなものです。席に着くとそこには、ジンジャーの花を描いたメニューとカトラリーがセットされています。
奥にはバーコーナーがあり、そこと外を区切るパーテーションには美しい花々が埋め込まれているような、華やかな印象です。植民地時代にプランテーションで栄えていたオーチャード。その歴史に敬意を表し、ボタニカルなインテリアとスパイスの効いたメニューがジンジャーリリーの特徴です。
ここでしか味わえない紅茶
アフタヌーンティーでしか味わえない、限定フレーバーの紅茶は2種類選べます。ブラック、ホワイト、グリーン、ノンカフェインなどがありますが、どれも試してみたいものばかり。迷った挙句、スタッフおすすめ、その名も「The Ginger.Lily」をチョイス。
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スタートを飾るのは、金色に輝くKombucha。ジンジャーリリー自家製のKombuchaには、「The Ginger.Lily 」の茶葉が使われているので美しい金色。
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アップルビネガーとハニーをプラスした、Kombucha食前ドリンクは、食べる前にぴったりの、消化を助け胃をすっきりさせる効果があります。
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最初に選んだお茶「The Ginger.Lily」はグリーンティーがベース。ゴジベリーを生かすように数種の茶葉をミックス。フローラルで爽やかなあじわいです。
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香りがいいのでかいでみてください、とふたを開けてくれました。
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スペシャルなフレイバーのスコーン
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お茶に続いて運ばれてきたのは、アフタヌーンティーでは欠かせないスコーン。ジンジャーリリージャム、チョコレートガナッシュ、クロテッドクリームが添えられています。このジンジャーリリージャムは、アフタヌーンティーの利用者しか味わえないジャム。ちょっとスパイシーなジンジャーのジャムは、くせになりそうな味わいです。スコーンは、バニラマダガスカルとゴールデンレーズン。バターの効いた風味もいいですね。小ぶりなので重すぎないのもGood。
温かいメニューもご用意
温かいメニューも一緒に運ばれてきました。ベイクドアイテム三種は、スモークビーフバーガー、ソルトクラストポークバン、グリルドサンドイッチウィズチーズとオーガニックスピナッチサンドです。
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ポークバンの中にはちょっと甘めのチャーシューが入っていて、カリッとしたクラストに合います。ビーフバーガーはミディアムレアに焼いてあり、お肉が柔らかく小さくてもボリューム満点。グリルサンドはほうれん草がおいしく、チーズとピッタリ。
ピンクの本の中には美食の数々
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その後に現れたのが、「Ginger Lily」と書かれた厚手のピンク色の本。じっと見ていると、スタッフが端の部分をつまんでスルスルと引き出します。するとそこには美しいケーキやスイーツの数々とおいしそうなサンド、カナッペなど5段に分かれ盛り付けてあり、本当にきれいな色合いで、食べる前からおいしさが感じられます。
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もちろんスタッフのおすすめ通り、一番下から食べ始めます。
豊富なセイボリー
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ミニロブスターロールは、グルテンフリーのふわふわのブリオッシュ風の生地にロブスター入りのフィリングをたっぷり詰めたもの。軽い食感は口いっぱいに頬張っても大丈夫。欲張って大きな口で食べるのがおすすめ。続いてアボカドは滑らかでクリーミー。イベリコハムのクロスティーヌはトマトと一緒に乗せられており、さっぱりと食べられます。
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歴史を感じさせるスイーツ
そしてお次はスイーツです。時間をおくとお腹いっぱいになっちゃいそうなので、続けてトライ。
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3段目に乗っているのは、シグネチャーケーキ「トゥッティフルーティティーケーキ」しっとりとしたティースポンジに、特製ジンジャーリリージャムとウィリアムペアを挟んでロールにしたケーキです。トッピングはクリームとベリーソース、エディブルフラワーを混ぜ込んだゼリーです。このスポンジの食感がなんとも気持ちいい食感!個人的に好きな食感です。
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その横には、Vairhona 46%アマティカチョコレートケーキ。チョコがたっぷりなのに嫌味がないケーキで、チョコレートケーキが得意でない筆者でも大丈夫な、上質なチョコレートケーキです。下に敷かれているのは台紙でなくチョコレートなので、取るときには下からゆっくり取ってくださいね。
2杯目の紅茶は趣向を変えて
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ここで2種類目の紅茶を選びます。ここは筆者も歴史に思いを寄せ、シンガポールを発見したという、パレンバンの王子サンニラウタマの名とライオンシティの名を持つ、Sang Nila‘s Lion CーTeaをチョイス。ブラックティーにレモンピール、華やかな香りの紅茶です。
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4段目はアーモンドとイチジクのタルト。イチジクの持つ甘さと少し塗ってあるベリージャムの甘さだけの、やさしい味わい。スパイシーアップルタタンは、軽く火を通し、シャクっとした食感を残してあり、絶妙な加減に仕上げてあります。
一番上にはブルーハイビスカスバーとピンクペッパーコーンチェリーマカロン。甘いマカロンとピンクのペッパーコーンのピリッと感がいい感じです。ちょっと甘めですが嫌味のない甘さです。
本当なら締めにラテかカプチーノ(紅茶以外にコーヒー各種もオーダーできます!)を飲みたかったのですが、幸せな満腹感でコーヒーが入る隙間がありませんでした。でもおいしいセイボリーとスイーツでお腹いっぱいで、とても楽しい時間を過ごせました。
次回ぜひ宿泊して楽しみたい、と心からおもわせてくれるようなすてきな場所です。
お料理、雰囲気、サービス、全て満点
ヒルトン シンガポール オーチャードはいつまでも長居したくなる、素敵なホテルです。
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写真提供: Hilton Singapore Orchard
今度はぜひカクテルを楽しみたいですね。バーも素敵な雰囲気でゆったりと過ごせそうです。
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ケーキショップも併設されており、シグネチャーケーキの数々や自家製Kombuchaドリンクも売られています。
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インスタ映えするおいしいケーキはどなたにも喜ばれますね。グルテンフリーケーキもあります。
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ケーキショップのご利用は10:00〜20:00ですので、買い忘れのないように!
ジンジャーリリーで味わう「オーチャード トレイル エクスペリエンス」は、オーチャード ロードの植民地時代とプランテーションの歴史に思いを馳せ、ボタニカルなメニューを堪能するアフタヌーンティーです。
一味違うアフタヌーンティーをお試しください。
『アフタヌーンティー「Orchard Trail Experience オーチャード トレイル エクスペリエンス 」』
1人$58++(コーヒー・紅茶フリーフロー付き、最少人数2名より)。
プラス$20++でLaurent-Perrier La Cuvée Brut シャンパーニュ一杯付き
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Hilton Singapore Orchard ヒルトン シンガポール オーチャード 住所:Hilton Singapore Orchard level5 333 Orchard Road S238867 営業時間:アフタヌーンティー 14:00~17:00(毎日) バー&カクテル 12:00〜1:00 電話:6831 6273 WEBサイト |
・記事の内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
林じゅん子
長崎県出身。バブル期の東京で浮かれて過ごし、そのままシンガポールへ。気がつけば20数年!香港映画がきっかけでアジア芸能にはまり、シンガポール初日本人芸能記者(自称)に。ラジオ、雑誌ともに芸能一筋、出会った芸能人は数知れず。 現在はエンタメ以外の3大好物、イケメン、おいしいもの、アニマルネタ目を光らせる。期間限定&新製品にも目がない、ローカルどっぷりジャパニーズ