シンガポールで映画を楽しもう!おすすめのプレミアシートやキッズフレンドリーな映画館までご紹介!

シンガポールでも、映画は人気のエンターテイメントです!多民族国家のシンガポールでは、いったいどんな映画が上映されているのでしょうか?映画館のシステムや料金は?カップルや子ども連れにおすすめの映画館はどこ?そんな疑問に答え、楽しい映画体験をしていただけるよう、シンガポールの映画事情をお伝えします!




ボリウッドや香港・台湾の映画も!シンガポールの映画事情

多民族・多言語国家のシンガポールでは、さまざまな国、さまざまな言語の映画が上映されています。

たいていは英語や標準中国語(マンダリン)の字幕がつき、どちらかの言語がわかれば理解できるようになっています。タイやベトナムなど近隣諸国の映画も上映されているシンガポールですが、そのほかにどんな映画が楽しめるのか、見てみましょう!

ハリウッド映画

日本と同じく根強い人気のハリウッド映画は、ここシンガポールでもたくさん上映されています!作品によっては公開時期が日本よりもだいぶ早く、本国での封切りとほぼ同時に公開される作品もあるようです。話題の作品をひと足早く観られるのはうれしいですね!


日本映画・韓国映画

シンガポールでは日本映画や韓国映画も人気です。日本の作品は、ドラマだけでなくアニメーション作品も多数上映されています。

昨年日本で封切られたアニメ「すずめの戸締まり」が、今年3月の公開からすぐにデイリーランキングで1位を獲得するなど、ここシンガポールでも熱い支持を受けているようです。日本人にとっては、海外にいても日本の作品が観られるのはうれしいですね。

また、シンガポールで外国語字幕つきで日本の作品を観ると、語学のためにもなり一石二鳥ですよ!


香港映画・台湾映画

中華系の人口が多いシンガポールでは、中華圏の映画の上映も多く、中でも香港映画や台湾映画は数多く上映されています。

上映の際は、香港映画なら広東語から標準中国語(マンダリン)に吹き替えられ、そこに英語や中国語の字幕がつくなど、より多くの人に理解できるよう工夫されることが多いようです。シンガポールでは海外の中華系スターの知名度も高く、話題の映画やスターのトピックがニュース記事として取り上げられることもしばしばあります。


インド映画

近年日本でもファンが増えているインド映画。特にインドの映画産業の聖地ムンバイで製作された作品はボリウッドと呼ばれたりもしますが、南インドの言語、タミル語が公用語でもあるシンガポールでは、トリウッドと呼ばれるタミル映画もポピュラーです!それを裏付けるように、リトルインディアにトリウッドの大スター、ラジニカーントの大きな壁画があるのを見たことがある方も多いはず。

日本でも、2017〜2018年に公開されたバーフバリのシリーズなどは大きなヒットとなり、ボリウッドと共にトリウッドも盛り上がりを見せはじめています。ボリウッドもトリウッドも、ほとんどの作品で所々に挟まれる歌やダンスのシーンが魅力ですね!


シンガポール映画

斎藤工さんや松田聖子さんの出演で話題となった日仏星合作映画、「家族のレシピ」の監督、エリック・クーや、コメディ映画を得意とするジャック・ネオなど、中華系の監督の活躍が目立つシンガポールの映画界。2008年にはその中華系のエリック・クーが、なんとタミル語の映画を作り、カンヌ国際映画祭でノミネートされたというのも、多言語国家シンガポールの監督らしい面白い話です。

近年は若手作家らがより活発に海外にも届く作品を発表しており、ニューヨークに拠点を置く女性監督、カーステン・タンの作ったタイ語の映画「ポップアイ」が日本でも公開されたほか、同じく日本でも公開された「イロイロ ぬくもりの記憶」の監督アンソニー・チェンが今年、海外キャストを用いた英語の最新作「DRIFT」をサンダンス映画祭に出品し、話題を呼ぶなどしています。

シンガポールならではの社会情勢や人間模様を描き、中国語やシングリッシュが用いられた「これぞシンガポール映画」といった作品も多いですが、もはや単にシンガポール映画とはくくれない、海外のキャストやロケ地で作品を作りはじめたシンガポールの若き映画人たちにも注目です!


映画好きならチェックしたい!シンガポールの映画祭

映画が大好きという人なら、通常観られない映画が観られたり、一般公開に先駆けて上映される作品があったりする映画祭を逃したくないですよね!

シンガポールにもいろいろな映画祭があり、最近では若い層を中心に新たな映画祭を立ち上げる流れも見られます。その中でも、長年継続して開催されている2つの映画祭をご紹介します!

シンガポール国際映画祭

1987年のスタート以来、シンガポールとアジアの映画を中心に紹介し続けているシンガポール国際映画祭では、これまでに日本の北野武監督作品や、大友克洋監督のアニメなどもオープニングを飾っています。シンガポールで最も大きく、長年にわたり映画文化を活気づけてきた映画祭です。
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日本映画祭

1983年から続く日本映画祭は、国別の映画祭としてはシンガポールで最も長い歴史をもつ映画祭です。古典や現代の日本の映画を、日本人だけでなくローカルの方々も大勢楽しみに来る、年に1度のユニークな機会を提供しています。海外の方々にも、映画をとおして日本の文化や魅力にふれてもらえるのはうれしいですね。日本映画をまとめて楽しめるチャンス、ぜひチェックしてみてください!
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シンガポールで映画館に行こう!

シンガポールの映画館の通常料金は、日本よりも安いとご存知でしたか?せっかくですから映画館へのお出かけをたくさん楽しみたいですね!

シンガポールの映画館は通常クーラーが強く効いており、日本人にとっては寒すぎることもしばしばです。上着や靴下を持参し、寒さ対策をしてお出かけください


料金や予約方法

シンガポールのシネコンの通常料金は、平日約S$11(約1,100円)と、日本に比べてだいぶお手頃です。
週末は値段が上がりますが、それでも日本よりはお安く約S$15(約1,500円)ほど。
金曜日や祝日も週末料金になりますので注意が必要です。

各社でメンバーシップによる割引や学割、未就学児が無料になる時間帯など、お得なサービスを用意しているので、ぜひ公式サイトのPromotionのページなどをチェックして賢く利用したいですね!

また、チケットは映画館で直接購入することもできますが、シネコンは公式サイトから、インターネットで事前の座席予約ができるようになっていますので、人気の作品や週末は特に事前に予約をしてからのお出かけをおすすめします!


上映館の見つけ方

観たい映画が決まっていて上映館を探したいときには、Popcornという検索サイトが便利です。上映館だけでなく上映時間も示してくれるので、お出かけのプランを立てるのに助かりますね!


シンガポールの3大映画館チェーン

Golden Village

1992年に一号館がオープンし、シンガポール三大映画チェーンの中では後発ながらも、現在15館という最多の館数を誇るGolden Village(ゴールデン ヴィレッジ)。特にVivoCity店は、なんと20メートル以上もあるワイドなスクリーンのGVmax で人気です!

Golden Village(ゴールデン ヴィレッジ) VivoCity店
住所:1 HarbourFront Walk #02-30, VivoCity, S098585
最寄り駅:HarbourFront駅
営業時間:月〜日 10:00-22:00
定休日:無
電話番号:6377 6870 (VivoCity カスタマーサービス)
他店舗:有(Suntec City、Bugis、City Square他11店舗)
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Cathay Cineplexes

1939年に、シンガポール初のエアコン完備の映画館となるCathay Cinemaをつくった、Cathay Organisationのグループで、現在7館を運営。JEM店にはプラチナスウィート席も用意し、大人の雰囲気で映画を楽しみたいカップルなどに喜ばれています。

一生に一度きりの特別な経験を演出してほしい方に、結婚プロポーズのパッケージがあるのもユニークです!

Cathay Cineplexes(キャセイ シネプレックス) JEM店
住所:50 Jurong Gateway Rd, Level 5 JEM, S608549
最寄り駅:Jurong East駅
営業時間:月〜日 10:00-22:00
定休日:無
電話番号:6225 5536(JEM)
他店舗:有(AMK Hub、Downtown East、Parkway Parade他3店舗)
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Shaw Theatres

1924年からエンターテイメントビジネスを営み、シンガポールや近隣地域、その他の中華圏などでの映画産業の先駆者ともいえるショウ オーガニゼーションのグループ映画館。

国内に9館を展開していますが、その内のひとつnex店にはプレミアスクリーンホールと呼ばれる豪華なホールがあり、ラグジュアリアスな時間が過ごせると話題です。

Shaw Theatres(ショウ シアターズ) nex店
住所:23, Serangoon Central, #04-64, nex, S556083
最寄り駅:Serangoon駅
営業時間:月〜日 10:00-0:00
定休日:無
電話番号:6235 2077
他店舗:有(Jewel、Paya Lebar、JCube他5店舗)
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特別な日におすすめ!スペシャルシートの数々

各映画館チェーンは居心地のよいさまざまなスペシャルシートを用意しており、ゆったり映画を楽しみたい方や特別な記念日のお出かけなどには特におすすめです!

それぞれの映画館でスペシャルシートの有無や、スペシャルシートで楽しめる作品や時間帯が異なるので、映画館の公式サイトでチェックし、シートを事前に予約してお出かけください!

デラックスやゴールド、選べるGolden Villageのスペシャルシート

Golden Villageの一部映画館で利用できるデラックスシート(S$18〜23)はゆったりした革張りのシート。カップルには、同じ革張りシートが2席連なり、料金もデラックスよりお手頃になるデュオデラックス(お一人S$16〜21)がおすすめです。

さらにゴージャスなゴールドクラス(約S$30〜45ほど)になると、プライベートラウンジで、コールボタンを使いコンセルジュに飲み物などをオーダーしながら映画を楽しむことができ、最近Bugisにもこのゴールドクラスの設備を備えた新たな映画館がオープンして話題を呼びました。

居心地のよいリクライニングシートでブランケットにくるまりながら、各映画館ごとに用意されたシェフ厳選のメニューやワインを楽しみ、カップルやお友達同士での忘れられない時間を過ごせること間違いなしです。

ポップコーンや飲み物つき!Cathay Cineplexesプラチナスウィート

Cathay CineplexesのJEM店にあるプラチナスウィートは、ポップコーンとドリンクがついてS$27です!革張りのリクライニングシートで、自宅にいる以上のリラックス感とプライベート感を感じながら、ポップコーンを頬張って映画を楽しむ時間は格別ですね!


静かで落ち着いたムードのShaw Theatres プレミアム

シンガポール郊外で、落ち着いたムードで映画を楽しめる場所として人気のShaw Theatres nex店プレミアホール。

映画業界の豪華なプライベートスクリーニングをイメージして作られたこちらのホールでは、上映開始前に専用ラウンジでくつろぎ、ワインなどを楽しむこともできます。S$30〜37のチケットで、ラウンジでの飲食がS$10まで無料!プレミア上映会に招かれたセレブのような気分を味わえそうですね。


シートやホールの豪華さが選べるEagleWings Cinematics

ウエストエリアにあるEagleWings Cinematicsは、シルバーホール、ゴールドホール、プラチナホールなど、それぞれ異なったムードの5つのホールをもつ映画館です。

通常のシネコンの価格で楽しめるクラシックホールから、一番ゴージャスなプラチナホール(S$28〜36)まで、その日の気分や一緒に出かけるお相手で、シートやホールのタイプを選んでみるのも楽しいですね。ゴールドやプラチナのチケットで専用ラウンジも利用でき、上映中もメニューの追加オーダーなどが可能です。

EagleWings Cinematics(イーグルウィングス シネマティックス)
住所:9 King Albert Park, #01-58, KAP Residences Mall, S598332
最寄り駅:King Albert Park駅
営業時間:月〜日 10:00-0:00 
     ※映画上映時間により異なりますので詳細はHPでご確認ください
定休日:無
電話番号:9848 7777
他店舗:無
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親子で楽しむのにおすすめ!ご家族向け映画館

子どもたちが大喜び!JewelのShaw Theatres Dreamers

座席も壁もポップでカラフル!一歩入っただけでワクワクすること間違いなしのShaw TheatresのDreamersホールは、キッズフレンドリーな映画館です。インテリアだけでなく、照明や音響もソフトに設計され、暗闇や大きな音でお子さまが怖がらないように配慮されています。

座席前方には子どもたちがゆったり遊びながら映画を鑑賞できるスペースがあり、小さなボールピットなどで手を動かしながら、子どもたちが飽きずに時間を過ごせるようになっています。保護者1名につき、身長90cm未満のお子さま1名が入場無料というのもうれしいです!

これまでJewelでのみ楽しめたShaw TheatresのDreamersですが、近日Balestierにもオープンとのことで、こちらも楽しみですね!

Shaw Theatres Dreamers(ショウ シアターズ ドリーマーズ) Jewel店
住所:8, Airport Boulevard, Jewel Changi Airport, #B2-237, S819666
最寄り駅:Changi Airport駅
営業時間:月〜日 10:00-0:00 
     ※映画上映時間により異なりますので詳細はHPでご確認ください
定休日:無
入場料:13歳以上 S$11〜16
    子ども(13歳未満・身長90cm以上) S$5〜8
    子ども(子ども(身長90cm未満)) 無料(13歳以上の同伴要)
※料金は曜日や上映作品により異なります。また入場には1グループ最低2名の保護者または13歳以上の入場者が必要です。詳しくはこちらをご確認ください。
電話番号:6235 2077
WEBサイト

 

アングラムード漂うマニアな映画館も

国土が小さくスペースの利用が高額になりがちなシンガポールでは、オルタナティブなものやマニア向けのものを目にする機会が少ないかもしれません。そんな中でも、Golden Mile Towerには、知る人ぞ知る一風変わった映画館があり、こだわりの趣味人やマニアックなカルチャーを求める方たちを魅きつけています。

アーティスティックなThe Projector

2014年、3人の女性によって、もはやヴィンテージとなっていたスペースを利用し開かれたインディーズ映画館。日本の坂本龍一さんのドキュメンタリーを上映するなど、独自な活動をしている映画館です。バーラウンジも併設し、ライブやポエトリーリーディングなどのアーティスティックなイベントも数多く開催しています。

選び抜かれた映画の特集上映など、定期的にさまざまな企画上映も行っているこちらの映画館。前述の、シンガポール初のエアコン完備の映画館だったCathay Cinemaの歴史的な建物も現在は彼らが引き継ぎ、Projector X: Picturehouseとして運営しています。

The Projector(ザ プロジェクター) Golden Mile Tower店
住所6001 Beach Rd, Golden Mile Tower, #05-00, S199589
最寄り駅:Nicoll Highway駅
営業時間:月〜金 16:00-20:30、土日祝 13:00-20:30
(併設のバーは月〜金 16:00-22:30、土日祝 13:00-22:30)
他店舗:有(Projector X: Picturehouse@Handy Rd)
WEBサイト

 

インド映画三昧のCarnival Cinemas

同じくGolden Mile TowerにあるCarnival CInemasは、インドの大手シネコンがシンガポールの歴史あるビンテージスペースで開いた、ほぼインド映画ばかりを上映する映画館です。

人気のボリウッドやトリウッド映画だけでなく、ほかでは見られないさまざまな言語の映画を上映しています。字幕なしの上映が多く、かなりの上級マニア向け映画館です。

Carnival Cinemas(カーニバル シネマズ)
住所6001, Beach Rd ,Golden Mile Tower, S199589
最寄り駅:Nicoll Highway駅
電話番号:6902 7095
※営業時間、定休日についてはお問い合わせください
WEBサイト



好みにあわせて映画館を楽しもう!

多言語国家らしく、さまざまな国と言語の映画が上映されているシンガポールの映画館。特別なホールやシートも多く、カップルで、グループで、お子さま連れでと、用途で多数の選択肢から場所や座席を選べるのもうれしいです!ご自分の個性にピッタリあった、お好みの映画体験をぜひ楽しんでみてください!

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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