【大人の社会科見学】
シンガポールで楽しむイベントその300
– ヘンダーソン ウェーブ –

シンガポールの絶景スポット「ヘンダーソン ウェーブ」
自然と都市の融合が生み出す癒しの場所

シンガポールと聞いて思い浮かべるのは、多文化が交錯する街並みや近未来的な摩天楼群、そして豊かな緑があふれる自然と都市の風景が一体となった景色ではないでしょうか。この小さな島国は熱帯雨林気候に属し、街の至るところに緑が息づいています。そのシンガポールの魅力の一つが、自然と都市の調和を感じさせる「ヘンダーソン ウェーブ」。一度訪れれば、その魅力に惹き込まれること間違いなしのこの場所は、観光客だけでなく地元の人々にも愛されるスポットです。

◆波を模した美しい歩道橋

 「ヘンダーソン ウェーブ」は、その名の通り波のような形状が特徴の橋です。全長274m、地上36mという壮大なスケールを誇り、シンガポールで最も高い位置に架かる歩道橋として知られています。この橋ができたのは2008年。それ以来、地元の散歩道やランニングコースの一部として親しまれ、シンガポールの生活に深く根付いています。

橋を歩いてみると、目に飛び込んでくるのは独特なデザイン。7つの曲線が交錯し、まるで波がうねるような形状が特徴です。この大胆かつ洗練されたデザインは、シンガポールが誇るモダンな都市景観と豊かな自然を見事に融合させています。そして、夕暮れになるとLEDライトが点灯し、幻想的な雰囲気が一層際立ちます。波打つ橋のライトアップは、まるで夜空に輝く星々のように、訪れる人々を魅了します。



「サザンリッジ」の一部として楽しむハイキングコース

ヘンダーソン ウェーブは、「サザンリッジ」(The Southern Ridges)と呼ばれる、数カ所の公園を繋いだハイキングコースの一部にもなっています。ヘンダーソン ウェーブだけでなく、アレクサンドラ アーチ (Alexandra Arch) や高架式の「フォレスト ウォーク」(Forest Walk) でも幻想的な光景を見ることができます。

特におすすめなのが、夕方から夜にかけての時間帯。涼しくなった空気の中、暮れゆく空を背景にしたライトアップされたヘンダーソン ウェーブを散策するのは、心を癒やす最高の時間です。橋の上からはシンガポールのスカイラインを一望でき、自然と都市のコントラストが織りなす壮大な風景を楽しむことができます。

様々なシーンで利用されるヘンダーソン ウェーブ

この橋は、単なる散策コースに留まりません。週末にはヨガを楽しむ人々や、ピクニックをする家族連れ、そしてカップルたちが語らう姿が見られます。また、その美しい造形は、シンガポール国内外の広告や映画の撮影場所としても人気を集めています。どの時間帯に訪れても、異なる魅力を発見できるのがヘンダーソン ウェーブの特徴の一つです。

 「ヘンダーソン ウェーブ」は、都市の中にありながらも自然との調和が取れた最高の場所です。日常の喧騒から離れてリラックスできる特別なスポット。観光だけでなく、心の休息にもぴったりなこの場所での時間は、きっとあなたのシンガポールライフに体と心の癒やしをもたらしてくれるでしょう。

大人の社会科見学 筆者

森山 正明
大人の社会科見学シンガポール版は、シンガポールで生活している方々へ、シンガポールの奥深さを知ってもらいたい思いで活動を始めました。「3カ月も住んでいればシンガポールは飽きてしまう」と巷では言われますが、なかなかどうして、この地ならではの楽しみは、尽きることはありません。

2013年11月からこのサークル活動を始めて約11年。行ったイベントは、200回を超え、その中から読者の方にもシンガポールの文化や習俗について年中行事を軸に紹介をして参ります。
 
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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。



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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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