女子チームは2位でリーグ戦をフィニッシュ!選手兼監督 北原佳奈選手インタビュー -Vol.35-
アルビレックス新潟シンガポール女子チームが所属する2024 Deloitte Women’s Premier League の全日程が終了し、チームは3年連続の2位となりました。今シーズンより選手兼監督としてプレーした元なでしこジャパンの北原佳奈選手へお話を聞きました。
今季より監督兼選手として活動
昨年末のシーズンが終わったタイミングで、GM、監督、選手兼任のお話しをいただいたのですが、その時は正直私にはできないと思っていました。リーグ戦が終わり振り返ってみても決して胸を張ってできたとは言えないのが正直です。
コーチや選手達のマネジメント、シーズン通しての計画性や試合の戦術、練習のクオリティなど反省することはたくさんありますが、このような経験は他ではできないことです。
チャレンジする機会を与えてくれたクラブや、一緒に戦ってくれたコーチ、選手達には本当に感謝しています。
ローカル選手たちも多い中でのチャレンジ
日本では現在女子プロリーグがあり、女子プロサッカー選手を目指せる環境がありますが、シンガポールではプロ選手は一人もおらず、全員が仕事や学校に行きながらサッカーをやっているため、なかなかサッカーに集中できる環境ではありません。
練習や試合開始直前に参加できない選手が出てきたりなど、毎回全員が揃うことはありません。練習の内容や試合プランを組んでいても直前に変えなければいけないことが一つ難しい部分でした。
言語の面では選手達ともっとコミュニケーションがこれから取れるように改めて勉強しようと思います。
アルビSが目指したサッカー
練習では基本的なことを大切にしてきました。攻撃ではシンプルにボールを動かし、相手の背後のスペースを積極的に狙っていくということです。そのためにはコントロールやパス、ポジショニングなどが大事になるので練習で重点的に行い、リーグ後半戦ではコンビネーションでゴールにつながる場面も出せて、チームとして共通理解ができていたと思います。
1年間応援してくれた皆様へ
優勝を目指してきた中で、1位のセイラーズに2敗してしまい3年連続の2位になってしまったことはとても悔しいです。
ただ今までは明らかに力の差がありましたが、今シーズンはほとんどなく互角以上に戦えたと思います。2位という結果も選手達が精一杯頑張ってくれたからですし、応援し支えてくださったファンの皆様がいたからです。私たちはプロではありませんが、トレーニングする場所や用具、ユニフォームなど、サッカーができる環境があるのは日頃からサポートしてくださるSamty Asia Investments様はじめ多くのスポンサー様のお陰です。心から感謝しております。
来年こそはリーグ優勝し、アジアチャンピオンズリーグに出て皆さんとまた新しい景色が見たいと思います。
北原佳奈選手
北原佳奈選手 生年月日:1988年12月17日 ポジション:MF 身長:173cm 日本代表(なでしこジャパン) 9試合出場 |
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●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!