シンガポール西部の高速道路で、荷台に出稼ぎ労働者を載せていたトラックが事故。男性1人死亡し、16人が搬送。
20日午前6時ごろ、シンガポール西部にあるパン・アイランド高速道路(PIE)のジャラン・バハールの出口付近で、止まっていたダンプカーに大型トラックが追突し、大型トラックに乗っていた33歳の移民労働者の男性が死亡しました。男性と一緒に大型トラックに乗っていた残りの16名も、病院に運ばれました。
シンガポール市民防衛隊(SCDF)によりますと、事故の衝撃で、2名が大型トラックの後部から一時出られなくなりましたが、大型油圧救助器具を使って無事救出されました。事故に遭った全員が出稼ぎ労働者とみられます。
移民労働者センター(MWC)はフェイスブックの投稿で、「軽症の9名は治療を受けたあと無事に退院した。7名はまだ病棟におり、そのうち2名が集中治療室(ICU)で治療を受けている」と報告しています。
また、移民労働者センターは「労働災害補償法(WICA)の補償給付を受け取るまでに日数がかかることから、犠牲者遺族に経済的支援を提供する」と約束しています。
労働災害補償法(WICA)は、シンガポールで働くすべての従業員を対象とした労働災害の補償を請求できる法律のことです。
今回の事故で被害を受けた労働者を金銭的に支援したい方や、シンガポール国内の移民労働者を金銭的に支援したい方は、こちらのサイトから寄付することが可能です。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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