5月18日に更新、最新のシンガポールのマスクガイドラインで知っておきたいこと
シンガポールでは、新型コロナウイルスの感染が増加していることを受けて、5月18日にマスクの使用に関するガイドラインが更新されました。
シンガポール保健省(MOH)は、感染のリスクを軽減するために、フィルタリング機能が高いものなど、より保護性能の高いマスクを使用するように助言しています。推奨するマスクとして、サージカルマスクや、少なくとも2枚以上の布でできた再利用可能なマスクを挙げています。
新型コロナウイルス対策の閣僚タスクフォースの共同議長を務めるローレンス・ウォン財務大臣は、「単に布製のマスクを着用するのではなく、サージカルマスクやフィルターシート付きのものなど、フィルタリング機能の高いものを着用することが大切です。閉鎖的な空間で、近くに人がいる場合は特に注意が必要です」と述べています。
専門家は、使い捨てマスクを継続して着用する場合、4時間ごとに交換することを推奨しています。再利用可能・洗濯可能なマスクは、毎日洗う必要があります。マスクを外す際には、マスクの表面ではなくストラップのみに触れ、使用済みマスクを捨てた後は手を洗うようにしてください。
呼気バルブ付きのマスクは、着用者が息を吐くときに飛沫が放出されるのを効果的に防ぐことができないため、推奨されていません。プラスチック製のスピットガードや、アウトドアやスポーツで使われる首周辺を保護するためのネックゲイター、バンダナなどもマスクとはみなされません。
MOHは、5月14日にフェイスシールドに関する助言も更新しました。同省によると、フェイスシールドは飛沫感染を防ぐことはできず、着用者の飛沫の拡散を十分に防ぐことはできないことが研究で証明されています。したがって、フェイスシールドは、医療上の例外、12歳以下の子供、結婚式のカップルが式を行う際に使用する場合を除き、マスクの代わりとして使用することはできません。
現在のマスク着用のルールは以下の通りです。
●6歳以上の人は、外出時にマスクを鼻と口を完全に覆って着用することが義務付けられています。2歳以下の子どもには、安全上の理由からマスクの着用は推奨されていません。
●マスクを着用していないことが発覚した場合、初犯の場合は300Sドルの罰金が科せられ、再犯の場合は罰金額が上がるか、裁判所に起訴されます。マスクを外せるのは、屋外での飲食または激しい運動をしている間だけです。
●フェーズ2では、屋内の運動施設でもマスクを着用しなければならず、強度の低い運動しかできません。
●他人の家を訪問する際には安全管理の原則を守る必要があります。これには、マスクの着用、他人から少なくとも1mの距離を保つこと、身体の接触を最小限にすること、定期的に手を洗うことなどが含まれます。
新型コロナウイルスの感染が拡大しているシンガポール。推奨されたマスクの正しい着用を心がけましょう。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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