シンガポール、非医学的理由に基づく卵子の冷凍保存来年から可能に
政府内外で長年議論されてきた非医学的理由による卵子の冷凍保存が、新たな規定導入に伴い、来年初めから認められることになる。
21~35歳の女性を対象とし、婚姻状態は問われない。
ただし、冷凍保存した卵子を利用した体外受精を受けられるのは、法的な婚姻関係にある夫婦に限られる。
3月28日に発表された女性の地位向上に関する政府白書において、明らかにされた。
シンガポールではこれまで、化学治療を受けなければならないなど、医学的理由に基づく場合にのみ、卵子の冷凍保存が認められてきた。
スン・シュエリン国務相(社会・家族開発担当)は3月、白書の発表に先立ち、記者団に、「われわれは、若い間に適切なパートナーを見つけられなくても、後に結婚した際に妊娠できる可能性を残すことができればと願う女性が存在しうることを認識している」とコメントしている。
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SingaLife編集部
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