【2023年度版】シンガポール留学の方法と魅力を攻略!中学生〜大人まで!

これから留学を考えている方必見!シンガポールは治安が安定していて、教育水準も高いので、留学先として最も注目されている国のひとつです。今回はシンガポールの国の特徴から、留学の種類、留学準備、ビザの取得方法までお伝えします。


シンガポールの基本情報

正式国名:シンガポール共和国(The Republic of Singapore)
面積:728.3平方キロメートル
人口:569万人(2020年)
宗教:仏教、イスラム教、ヒンズー教、道教、キリスト教ほか
民族構成:中国系(74.4%)、マレー系(13.4%)、インド系(9.0%)、その他(3.2%)     (2019年)
公用語:英語、中国語(北京語)、マレー語、タミル語
通貨:シンガポール・ドル(S$) 1S$≒103円(2023年6月現在)

東京23区とほぼ同じ広さの国土であるシンガポール。シンガポールの首都は皆さんどこだかご存知ですか?シンガポールの首都は「シンガポール」なんです!シンガポール自体が都市国家なので首都も国名と同じなんです。

時差は日本の1時間遅れ。日本が10時の時、シンガポールは9時といった感じです。サマータイムはないので時間を計算しやすいですね。

多民族国家のシンガポール。その半数以上は中国系が占めています。なので、英語も中国語も一緒に肌で感じることができるのはシンガポール留学のお得ポイントです!また多民族国家ならではの様々なイベントやフェスティバルを楽しめるのでおすすめです。

例えば、チャイナタウンが色鮮やかに彩られるチャイニーズニューイヤー(1月中旬〜2月中旬ごろ)、ヒンズー教の光の祭典ディパバリ(11月ごろ、毎年変更)、他にも世界中から人々が集まるイベントF1シンガポールグランプリ(9月)などがあります。留学中に様々な文化を楽しめるイベントが多くあるのもシンガポールの良さです。

(1月:チャイニーズ・ニューイヤー・ライトアップ)

(9月:F1シンガポールグランプリ)

(11月:ディパバリの風景) 




シンガポールに留学する3つのメリット

アジアのビジネス中枢国でもあるシンガポール。そこで留学するメリットは他国と比べても多くあります。多国籍文化で諸外国から優秀な人材が集まり、アジア経済を支えているシンガポールならではの留学のメリットをお伝えします。

英語だけではなく、中国語も学べる

公用語が英語、中国語、マレー語などがあるため、英語だけではなく中国語も学べます。英語と中国語は文法の作りが似ていますが、中国語の発音は留学しないと習得が難しいのです。でもシンガポールに留学すれば、英語はもちろん中国語も勉強し、街に出て実践できる場があります。こういった環境は語学習得の近道です。


シンガポールは治安の良さがトップレベル!

実はシンガポールは、日本より治安が良い国なんです。

データ分析を手掛けるアメリカのスタートアップ企業「The Swiftest」の調査による旅行安全指数ではシンガポールが2022年のランキングで1位に選ばれるほど治安の良さはお墨付き!因みに2位はデンマーク、3位はオランダと続き、日本は15位です。

シンガポールは殺人率や交通事故死亡率、自然災害のリスクが非常に低く、観光客の死亡者数が最も少ない国というのも留学先として選ばれる大きな理由のひとつです。

また、治安の良さが保たれる理由として、
・防犯カメラが街のいたる所に設置されている
・22時半以降の公共の場での飲酒がNG、許可を得た販売店でしか酒類が購入できない

などの理由があります。




シンガポールは「教育水準」が高い

2000年から3年ごとに行なわれている国際的な学習到達度調査(PISA)では、シンガポールは2009年から参加し、72カ国が参加した2015年には調査対象の読解力、科学的リテラシー、数学的リテラシーの3分野においてなんとシンガポールが全項目1位という快挙も達成済み!その後も勢いは止まらず、毎回世界トップクラスの結果を残しています。

ちなみに同じ2015年の日本の順位は、読解力8位、科学的リテラシー2位、数学的リテラシー5位となっています。

質の高い良い教育を受けられる環境と人材が揃っているシンガポールには、世界各国の留学生が訪れています。また、初等教育から英語と母国語の二言語主義が義務つけられている教育政策が取られているので、英語の教育も本格的。

近年世界各国からビジネスパーソンが集まり、教育水準や語学学校のクオリティは常に上昇しています。




留学の種類・学校費用

今や海外留学は中学生から大人まで幅広い層から人気があります。様々な層からの需要に合わせて留学のスタイルもバリエーション豊かになっています。それぞれの状況や目的によって自分に合った留学のスタイルや費用をリサーチして留学準備に臨みましょう。

留学における学校費用の目安は、

・語学留学(1カ月):8~20万円
・大学留学(1年間):180~1100万円
・大学院留学(1年間):270~750万円

となります。留学の目的や留学する時期、もちろん学校によって金額は様々です。


ワーホリ

シンガポールにはワーキングホリデーの制度はありませんが、2007年よりワークホリデーという若者向け留学支援制度が導入されました。以下の条件を満たしていれば最長で6カ月間、働きながらシンガポールに滞在することができます。

・18歳以上25歳未満
・オーストラリア、フランス、ドイツ、香港、日本、オランダ、ニュージーランド、スイス、イギリス、またはアメリカの大学の学部に在学していたフルタイムの大学生または卒業生であること
・所属大学、または卒業した大学が日本政府に認定されていること
・学部生の場合、少なくとも3カ月は大学にフルタイムで通っていること

勉強だけではなく、働きながら滞在ができるので費用の面での不安が少なくなるのはもちろんですが、行動範囲が広くなるぶん人脈やコミュニティーを広げやすいというメリットも!

申請方法や条件、詳細は随時シンガポール政府のサイトでご確認ください。




高校留学

高校3年間をシンガポールで過ごすという選択をする方も多いです。シンガポールでは日本の名門校がシンガポールにも進出しています。また、たくさんのインターナショナルスクールがあるのが人気の一つ。

筆者の知人もシンガポールで日系高校の教員をしていましたが、「シンガポールの自由な雰囲気のもと、子供たちが興味のあることを探究しながらのびのびと過ごせる教育環境がある」と言っていました。

以下ではシンガポールでも有名な日本のカリキュラムに沿った高校とインターナショナルスクールを紹介します。

早稲田渋谷シンガポール校

日本のカリキュラムに沿って授業が進められる、早稲田渋谷シンガポール校。開放的な雰囲気の校舎に私服OKの校風は生徒の自主性を大切にしているといえます。

シンガポールやマレーシア、タイ、中国などのアジア諸国からはもちろんのこと世界中から生徒が集まって来るので日常で多様な価値観が育まれます。

早稲田渋谷シンガポール校
住所:57 West Coast Rd, S127366
電話:6773 2950
WEBサイト

 

スタンフォード アメリカン インターナショナルスクール

75カ国以上から生徒が集まり、国際色豊かなインターナショナルスクール。アドバンスドプレイスメント(AP)、国際バカロレアディプロマ(IBDP)、ビジネス&テクニカルエデュケーションカウンシル(BTEC)ディプロマ、USハイスクールディプロマの認可校です。

スタンフォード アメリカン インターナショナルスクール
住所:1 Woodleigh Lane (Off Upper Serangoon Road), S357684
電話:6602 7247
WEBサイト





大学留学

シンガポールには34の大学があり、そのうちの6つは国立大学です。特にシンガポール国立大学(National University of Singapore)は世界的にも有名で、QS世界大学ランキング11位(2023)。続いて19位に南洋理工大学(Nanyang Technological University)と並びます。

大学留学は学生はもちろんのこと、大人でも留学できます。もちろん大学によって募集要項や条件などが変わってくるため、それぞれの大学サイトを確認してください。


語学留学

シンガポールには多くの語学学校が存在します!それだけアジア中から、世界中からニーズがあるということでしょう。語学留学は子供から大人まで幅広い年齢の方が留学体験できるメリットがあります。

語学学校を選ぶポイントは、

・カリキュラム
・レッスン形態
・費用
・学校、講師の雰囲気など

などがあげられます。

ビジネス英会話を学びたいのか、日常英会話を学びたいのかによってもカリキュラムは異なりますし、グループ授業か個別レッスンかによっても学び方は様々。

最近では社会人の方も仕事の休暇や転職のタイミングを利用して本気のスキルアップを目的に語学留学する方も増えています。中には語学に加えて、専門性の高いスキルの習得を目的に大学や大学院に留学する方も!各費用はレッスン数やレッスン形態、開講時間によっても大きく異なってきます。

ご自身の理想の語学留学を実践すべく、念入りにリサーチ&気になる学校に問い合わせることをお勧めします。

インターンシップ

多国籍企業の拠点として成長し続けるシンガポールでは、インターンシップの受け入れも積極的に行なっています。外資系企業や英語を使った仕事に就きたい学生はもちろん、キャリアを海外で活かしたい、今後の転職活動に生かす経験としてインターンシップに応募する社会人もどんどん増えてきています。

インターンシップの期間も様々で、応募条件も高い語学力や社会経験が求められるものから、英語力も経験も問わずに応募できるものまであります。職種としてはコンサルティングやマーケティング、市場リサーチ、広告業、貿易業など、アルバイトの枠では経験できない貴重な社会経験を積むことができます。


ビザの種類

シンガポールに語学留学や大学への正規留学をする際、基本的にスチューデントパスが必要になります。詳しくは留学先の教育機関や、シンガポールの移民局にご確認ください。

ビザの種類概要
ビザなし(空路での渡航)30日間、(陸路での渡航)14日間
※上記の滞在期間内であればビザなし
スチューデントパスフルタイムで通学する際に申請必要。
※留学先の教育機関によっては申請手順が異なるので要確認
ワークホリデーパス18〜25歳。最大6ヶ月滞在可能。就労もOK



シンガポール留学中の滞在先

留学する際に必要不可欠なのが留学中の滞在先の手配です。渡航後に実際に内見をして滞在先を決める場合もありますが、出来れば前もって渡航前に決めておきたいですよね。

・学生寮

留学先として人気のシンガポールでは民間経営の学生寮が多くあります。シェアルームか1人部屋か、など部屋のタイプや寮のサービスによって料金は異なります。

下記はシンガポールクイーンズタウン地区にある学生寮の滞在費用です。

1人部屋:S$1,000~S$1,500/月
2人部屋:S$800~S$1,200/月
4人部屋:S$700~S$900/月

料金は高くなりますが、学生寮の中には寮母が食事を提供してくれたり、学校までのスクールバスがついている寮もあるので、中高生の留学の場合はそちらもおすすめです。


・コンドミニアム

設備やセキュリティ面もしっかりとした滞在先として人気なのがコンドミニアム。敷地面積が広いぶん、勉強以外のプライベートな時間も充実して過ごせます。

物件によっては入居者のみが使用できるプールや事務を完備している場合も少なくありません。その分、料金は高くなりますので短期留学の場合におすすめです。中には広いコンドミニアムを数人でシェアしている物件もありますので、タイミングが良ければ入居できるかも!

スタジオ:S$2,400~S$3,600/月
2ベッドルーム:S$4,500~S$5,500/月



・HDB(Housing and Development Board)

シンガポールの政府によって作られた公営住宅で、地元民の85%が住んでいるのがHDB。コンドミニアムのような派手さはないですが、シンプルで無駄のない造りでコスパも良くローカル気分を味わえます。

2Room:S$1,500~S$3,000/月

 

シンガポールの渡航費用

日本からシンガポールへの渡航費用は、利用する航空会社や時期によって異なりますが往復で約4万円〜10万円が相場です。時期を選べるのであればシンガポールへの渡航費が安くなる10月〜3月がおすすめ!この時期はシンガポールが雨季にあたるので、飛行機の運賃が最も安くなります。

雨季とはいえ、シンガポールでは日本の梅雨のように1日中雨が降り続くということは少なく、1、2時間スコールのようにまとまった雨が降るイメージなので、この時期に渡航する場合は折りたたみ傘を持参すると便利です。


シンガポール留学時に利用できる奨学金

シンガポール留学では【DR GOH KENG SWEE奨学金】という、シンガポール政府が直接募集する政府奨学金が利用できます。利用するには留学先の大学が限られていたり、一定の英語力が必要となるなどの条件があります。

募集期間や詳細はシンガポール大使館のサイトでご確認ください。


留学するなら留学保険に加入しよう

日本の医療保険システムと違って、留学中に病気やケガ、不慮の事故にあって通院が必要となった場合、高額な医療費を請求される恐れがあります。またシンガポールに持って行ったパソコンや、カメラ、携帯電話などの電化製品が故障・盗難にあったりした場合にも留学保険は役立ちます。

筆者も海外保険に加入し、医療面や家電製品の故障時にとても助けられました。留学保険に加入することは任意ですが、「安心をお金で買う」といった意味でも加入をお勧めします。留学前に自分が必要な保険プランを確認し、ご自身に合った留学保険を選びましょう。


安心・安全・ハイスペックなシンガポール留学

治安が良く、教育レベルも高いシンガポール!ここまで、子供から学生、大人までさまざまな留学システムについてお伝えしました。語学習得はもちろんのこと多民族国家の文化やイベントなども楽しめそうですし、ビジネス大国のシンガポールだからこそできる、スキルアップや人脈作りも期待したいですね。この記事があなたのシンガポール留学に役立ててくれれば幸いです。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。


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この記事を書いた人

SingaLife編集部

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!

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