サル痘流行、世界に「緊急事態宣言」“大規模制限は現状不要”:シンガポール専門家
シンガポールの専門家はサル痘の感染拡大を抑制するための広域/大規模な制限は現状不要だとの見解を示した。世界保健機関(WHO)が7月23日に発布したサル痘の流行拡大に関する「緊急事態」宣言を受けてのもの。
サル痘感染者数は75ヵ国以上で1万6000人超に上り、6月末から約3000人増加した。シンガポールは7月24日現在、男性6名の感染が報告されている。
WHOの緊急事態宣言を受け、シンガポールにおいて新型コロナ感染拡大時と同等の大規模な行動制限が復活するのではないかとの憶測がオンライン上を飛び交った。
この日、Duke-NUSメディカルスクール・アウトブレイク準備センターの科学研究員、クー・ユーンキーン博士はストレーツ・タイムズ紙に対し、Covid-19とは違い、サル痘は主に感染者との長時間に渡る濃厚接触により感染するとした上で、「現段階でロックダウンや社会行動制限が導入される能性は低い」と述べた。
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SingaLife編集部
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