【フォニックス】目からウロコのつづりのルール <パート2>-Vol.5 –

前回のコラムから、フォニックスのつづりのルールについてお伝えしていていますが、いかがでしたか?前回は「Magic e」と「母音と母音で前の母音のアルファベット読み」のルールについてお伝えしましたが、今回も「母音」に関連してのルールをお伝えします。




1.「母音+母音」で新しい音

前回、2つの母音が続いているときに、1番目の母音をアルファベットの名前で読んで、2番目の母音を読まないルールを学びました。

ここでは、母音と母音が続いているという意味では同じですが、2つの母音で全く別の音、つまり新しい音を作るルールを学びます。

それでは「英語の基本の42音」で一番最初に学ぶ<oo>を例にご紹介します。

フォニックス読みで読むと、思わず「オオ」と読みたくなるのですが、このように<oo>と2つ並んだ場合は、「ウッ」(短い音)もしくは「ウー」(長い音)と発音します。全く想像もつかない新しい音ですよね。

今までレッスンを受けてこられた方々が、思わずローマ字読みで「オー」と元気に読んでしまうこれ。気をつけてくださいね!

代表的な組み合わせで、下記のものがあります。

上記で、ouとowなどつづりが異なるけど、同じ読み方のものがありますよね。これを同音異つづりといい、英語の基本の42音を学び終えると学んでいきます。



2.rのついた母音

今度は、またまた母音に関連してのつづりのルールです。

母音にrがつくと、母音がrの影響を受けて、こもったような新しい音になるルールです。英語では「Bossy R」というのですが、rがBossy(いばりんぼ、のような意味です)なので、母音の音がつられてしまうというイメージです。

それでは、それでは「英語の基本の42音」で一番最初に学ぶ<or>を例にご紹介します。

フォニックス読みで読むと、「オラァ」と読めるのですが、実際は「オァ」とapple or banana(りんご もしくは バナナ)などで使用するorの音になります。

ここでポイントなのは、このrのついた母音の音は、アメリカ英語とイギリス英語で大きく異なるということ。アメリカ英語はrの音が強く、イギリス英語はrが弱い(もしくはほとんど出ない)傾向にあります。

代表的な組み合わせで、下記のものがあります。

上記のer, ir, urは全て同じ音なため、子どもたちがスペリングミスをしがちな傾向があります。

「rのついた母音」は、日本語にはない音なので、少し難しいかもしれませんが、上手にできるようになるとネイティブのようになり、英語の発音に自信がつくので、練習をコツコツしてくださいね。

なお、英語の音は本来はカタカナで表記はできないのですが、わかりやすくするために本コラムで使わせていただいております。


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