シンガポールでキャンプを楽しもう!知りたい現地のキャンプ事情を要チェック
自然豊かなシンガポールでは、キャンプが人気のアクティビティです。キャンプ場は設備の揃っているところが多く、キャンプ初心者でもすぐに始められます。また、利用する区画は事前に申請登録が必要なので、セキュリティー面も安心です。
シンガポールならではの海を眺めながら緑の中で過ごすアウトドア時間は、忙しい日々の中で心身ともに癒しになるでしょう。
シンガポールのキャンプ事情を人気のアウトドアショップやキャンプ飯と合わせて、チェックしていきましょう!
シンガポールのキャンプ事情
清潔で緑豊かな国シンガポールは、キャンプ場の設備も充実しています。しかし、街の美観を損ねる行為には厳しく、細かい規則が設けられています。違反すると時には高額な罰金が科せられる場合もあるので、キャンプを楽しむ際にも注意しましょう。
「Fine」には“罰金”という意味もあり、「素晴らしい街」、「罰金の街」と両方の意味から、シンガポールは「Fine city」とも呼ばれています。
それでは、具体的な罰金の例をいくつか見ていきましょう。
1.ゴミのポイ捨て |
罰金金額:初犯は最高S$1,000、再犯になると最高S$2,000。さらに、公共の施設などでの清掃ボランティア活動を科される場合があります。キャンプでのゴミは必ずルールを守って捨てましょう! |
2.アルコール販売・飲酒(20:30~7:00のアルコール販売、公共の場所での飲酒) |
コンビニやスーパーでのお酒の購入は20:30~7:00まで禁止、レストランやバーなど特別な許可を得た場所以外での公共の場での飲酒が禁止。ホテルの部屋や自宅、友人宅などプライベートな場では飲酒は20:30以降であっても可能です。 罰金金額:初犯では最高S$1,000の罰金、再犯の場合には最高S$2,000の罰金、または最高3ヵ月の禁錮刑です。ルールを守って、キャンプの際には時間を考慮しながら飲酒を楽しみましょう。 |
3.喫煙所以外での喫煙 |
指定されている喫煙所以外の場所でタバコを吸う・歩きタバコであれば最大S$1,000の罰金、タバコの吸い殻をポイ捨てしたらS$300の罰金が課されます。 シンガポールでは室内および屋根のある場所での喫煙が禁止されています。バーであっても、指定された喫煙所が決まっています。ショッピングモールなどの人がたくさん集まる場所では、線引きされた区間での喫煙のみが許されているケースもあります。キャンプの時には、改めてルールを確認するようにしましょう。 |
※シンガポールでのアルコール、酒類・タバコの最低年齢
アルコール・酒類:18歳以上、タバコ:21歳以上
この他にも、公共トイレで、使用後に水をきちんと流していないと罰金などもあります。
おすすめキャンプ場
シンガポールでキャンプができる場所は、4箇所あります。シンガポール政府によって管理されているので、キャンプをする際には申請をして許可をもらう必要があります。申請にはシンガポールでの住居の提示が必要です。
申請は公式サイトから申し込みができます。
East Coast Park
マリーナベイサンズホテルからタクシーで10分程の場所にある、「East Coast Park」。
地元の人たちや観光客が、アウトドアを満喫しに訪れています。15kmに延びるビーチ沿いは、サイクリング、ウォータースポーツ、スケ―トボードなどを楽しむ人たちでいっぱいです。それぞれのライフスタイルに合ったアトラクションが満載の公園内の一角に、キャンプエリアがあります。
キャンプエリアには、かまど、調理台、BBQピットがあり、ゴミ捨て場も併設されています。 気になる水回りは簡易的なシャワーや更衣室に加えて、清潔な水洗トイレもあります! |
また、歩いてすぐの場所に“イースト コースト フード ラグーン”があり、地元の人気料理をビーチで味わえます。街中で設備が整っていて、1人でも、キャンプ初心者でも挑戦しやすいキャンプ場です。
East Coast Park(イースト コースト パーク) 住所: E Coast Park Service Rd WEBサイト |
Pasir Ris Park
「Pasir Ris Park」は、MRT(Pasir Ris駅)から徒歩で行けるアクセスの良さが魅力です。駅側に“パシール リス セントラル ホーカー センター”があるので、腹ごしらえをしてからキャンプに参戦することも可能です!
キャンプ場内には“Ohana Beach House”というカフェバーがあり、ドリンクや軽食を提供しています。 水回りの設備は水洗トイレとシャワーがあります。 |
Pasir Ris Park(パシール リス パーク) 住所: Elias Road & Pasir Ris Green Pasir Ris WEBサイト |
West Coast Park
「West Coast Park」は、マリーナベイとチャンギ空港の間に位置し、その距離の6割程を占める海岸沿い全長15kmの 広大な公園です。毎年年末に開催されているシンガポールマラソンのコースにもなっています。
公園ではレンタルサイクルやエビ釣りなどのアクティビティが楽しめます。広い公園内の移動は自転車が便利です。フードコートもあり、1日中楽しめる公園になっています!
キャンプエリアの水回りの設備は、水洗トイレに簡易シャワーがあります。 飲み物とスナックの自動販売機もあるので、とても便利ですね。 |
Pulau Ubin
シンガポールの北東の沖合に浮かぶ、自然と歴史をあやなすウビン島。チャンギ ポイント フェリー ターミナルからバムボートに乗って10分程の場所にある静かな島です。自然豊かで、さまざまな動植物が生息しています。
キャンプは2週間前までに予約が必要で、40名以上の団体予約のみ利用可能です。予約にはハイキング、サイクリング、グループアクテビティが含まれています。会社などの組織のチームワークを上げるには、ぴったりのアウトドアです!
水回り設備は、水洗トイレあり、シャワーなし。 大自然を謳歌した人向けのキャンプ場です。 |
Pulau Ubin(プラウ ウビン) 住所: 40 Jin Endut Senin WEBサイト |
アウトドアショップ
大型店舗の多いシンガポールのモールには、必ずと言ってよい程アウトドアショップが入っています。シンガポールでもアウトドア用品が人気な故ですね。その中でも、人気のアウトドアショップ3店舗をご紹介します。
シンガポールのアウトドアでは、日焼け対策とスコール対策がマスト!対策グッズを探しながらアウトドアショップを見て回る時間も、キャンプの醍醐味です。
Decathlon
「デカトロン」は、フランス発のスポーツ用品メーカーです。80種類を超えるスポーツ用品を、できるかぎりコストを抑えた価格で販売しています。シンガポール国内では2022年1月現在、15店舗を構えています。シンガポールだけでなく日本にも店舗があります。
オーチャード店は、ドンドンドンキのオーチャードロードを挟んで向かい側にある商業ビル“The Centrepoint”に入っています。
2フロアに分かれた店内は、1階が自転車とサイクリング用品、水泳用品、ランニング用品、2階にキャンプ用品、球技(野球、サッカー、卓球)用品、ヨガやウェイトトレーニング用品があります。 キャンプ用品の種類も豊富で、テントも取り扱っています。 |
Decathlon(デカトロン)Orchard店 住所: 176 Orchard Road, #01-14/15/16/17, #02-07, & #02-11, The CentrePoint, S238843 最寄り駅: Somerset 駅 営業時間:日~木 10:00-22:00、金土 10:00-23:00 定休日:無 他店舗:有(City Square Mall,Chinatown,Novenaなど他14店舗) WEBサイト |
Outdoor Life
200以上の取り扱いブランドがある、シンガポール最大のアウトドア用品店です。キャンプ用品やハイキング用品の他にも、日常使いでもOKなオシャレなアパレルから、生活雑貨も取り扱っています。
お店の中を買い物しているだけで、アウトドアを楽しんでいるような気分に!ソロキャンプでもグループでのキャンプも、欲しいものがきっと見つかります。
Outdoor Life(アウトドア ライフ) 住所: #02-20, Funan Mall, 107 North Bridge Road, S179105 最寄り駅: City Hall駅 営業時間: 10:00-22:00 定休日:無 電話番号: 6970 5441 WEBサイト |
Camper’s Corner
アウトドア好きに向けて誕生した1989年創業の「Camper’s Corner」。品質に一切の妥協を許さず、アウトドア用品の安全性と快適さを常に提供しています。キャンプ用品はもちろんのこと、日常的に使えるオシャレなライフスタイル用品も揃っています。
Camper’s Corner(キャンパーズ コーナー) 住所: 75 Bukit Timah Road, Boon Siew Building #01-01 S229833 最寄り駅: Little India駅 営業時間: 月~土 12:00-20:00 定休日:日 電話番号: 6337 4743 WEBサイト |
シンガポールキャンプ飯
キャンプでの醍醐味の一つと言えば、アウトドアで食べるおいしいご飯!シンガポール料理には、キャンプに向いている料理が多くあります。アウトドアでシンガポール キャンプ飯を制すれば、正真正銘のシンガポール キャンパーになれるかもしれませんね。
チキンライス
言わずと知れたシンガポールの国民食「チキンライス」。料理工程のシンプルさから、キャンプ飯にはもってこいです!
チキンをご飯と一緒に炊き込むことで、食べ応えのあるメインディッシュになります。満足感も栄養価も高いチキンライスで、元気にアウトドアを楽しめそうです。
ペーパーチキン(紙包鶏)
シンガポールの名物料理の1つ、「ペーパーチキン」。下味をつけた鶏肉とネギをクッキングペーパーで1人前づつ、キャンディーのように包みます。それをフライパンに入れて油でクッキングペーパーの包みごと揚げていきます。
肉汁がこぼれ出ずに紙の中に閉じ込められるので、鶏肉がとっても柔らかくジューシーな仕上がりになります。
前日に鶏肉に下味をつけておいてキャンプに持って行けば、時短クッキングが可能!調理の準備もほどんどないので、洗い物も各段に少なくなります!
※年中高温多湿のシンガポールでは特に食べ物が悪くなるのが早いため、屋外での調理には注意しましょう! 食中毒を引き起こす細菌の多くは、高温多湿の環境を好み、活発になりやすいからです。 食材はしっかりとクーラーボックスなどを利用して、正しい環境下で保管してください。 |
ルールを守ってシンガポールでキャンプを楽しもう!
コロナの自粛期間を経て、キャンプの人気が世界中で高まっています。初心者から経験者、子どもから大人まで、シンガポールのキャンプ場はみんなが楽しめる場になっています。より手軽にキャンプを楽しみたい人は、手ぶらでキャンプができるグランピング代行会社なども活用できます。
それぞれのキャンプを敬い、ルールを守ってキャンプをより楽しみましょう!
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、現地のトレンド情報やライフスタイル情報をお届けします。「知り尽くし隊にこんな情報を取り上げてほしい」各種SNSにてリクエストも随時募集中です!