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【2020年保存版】シンガライフ編集部がシンガポール動物園を徹底ガイド

シンガポール動物園

シンガポールの人気観光スポット「シンガポール動物園」の魅力を徹底ガイド

1973年に開園し、今ではシンガポールを代表する観光スポットになったシンガポール動物園。約26ヘクタールの面積は東京・上野動物園の約2倍の広さを誇り、約300種類2400頭以上の動物が飼育されています。
シンガポール動物園の一帯は、動物園のほかに淡水魚をメインに川辺の生き物を展示するリバーサファリ、夕方に開園し夜の動物を楽しめるナイトサファリがあります。そのどれもがシンガポールの人気のスポットとなっています。

2016年に創刊した週刊シンガライフですが、シンガポール動物園を取り上げるのは初めて。今回は、動物園やリバーサファリを運営する企業の日本人スタッフである野口さや香さんに特別にご案内していただきました。その魅力をたっぷりとご紹介します。

まるでジャングル!?緑あふれる園内

シンガポール動物園に足を踏み入れて、まず驚くのは敷地内に木々が生い茂っていること。ジャングルを切り拓いて建設したのかと思ってしまうほど。アスファルトで固められた私が知る日本の動物園とは、入り口からして大きく違った印象です。暑いはずの日中でもこの環境なら動物たちも快適に過ごせそうです。

自由に頭上を行き来するオランウータン

一部を除いて、オランウータンやサルは檻に入れられておらず、樹木の上や張られたツタを渡って、シンガポール動物園内を自由に移動できるようになっています。日光にいる野生のサルのように凶暴さを見せることはなく、来園者の目の前でくつろぎ、手を伸ばせば届く距離でサルを観察することができます。

放し飼いにされているサルたち。逃げたり威嚇したりもせずくつろいだ様子。人間を信頼している証拠です。

まずはトラムで動物園内を周遊

取材では野口さんの案内によって効率的な回り方ができましたが、とにかく広いシンガポール動物園は、徒歩で全ての動物たちを見ようとするとかなりの距離を歩くことになります。
そこで、シンガライフがおすすめするシンガポール動物園の周遊方法をご紹介します。まずはトラムに乗ってぐるっと動物園内を巡ってみましょう。トラムは5ドルを払えばあとは乗り放題で、園内に4カ所ある乗降場で乗り降りできます。
どこにどんな動物が展示されているのかを自分の目で見ることで、地図からは伝わらない距離感を掴むことができます。そうすれば、自分の体力と相談した上で見るべき動物の順番を決められますよね。
行列ができていることも多いですが、すぐに後続のトラムが来るので無理せずに次のトラムを待ちましょう。

自然環境保全や動物保護への取り組み

ただ見て楽しいだけでなく、シンガポール動物園では自然環境保全や動物保護について考える機会にも触れられます
展示されている動物の近くに設置されたパネルには、名前や生態、生息地のほか、レッドリスト(*)によるランクが記されています。
*レッドリスト=絶滅のおそれのある野生生物を野生絶滅、絶滅危惧といったカテゴリーごとに分類したリスト

また、シンガポール動物園内ではプラスチック製品を全廃し、ストローは紙製に切り替えられており売店で売られる飲料水はペットボトルではなく紙パックに入っています。紙で代替するのが難しいものには、自然界で分解されるバイオ素材でできたプラスチックが使われ、プラスチック製品を使うことについて考える機会となります。
脱プラスチック製品の機運が世間で高まるとすぐに紙製品に切り替えできる、そのスピード感に感心しました。

多くの動物たちが共生するFragile Forest(フラジャイル・フォレスト)

シンガポール動物園で一番のおすすめスポットはフラジャイルフォレスト。巨大な温室の中に樹木が生い茂り、小川が流れ、その名の通り森が再現されています
温室の中にはマメジカやサル、ナマケモノのほか、コウモリやチョウなどが放し飼いにされ、来園者は徒歩で巡り間近にそれらの動物を見て楽しめます。通路はスロープになっているので、ベビーカーもOKです。

大人気!ゾウのプレゼンテーションと餌やり体験

シンガポール動物園ではアシカのショーなど様々なパフォーマンスが披露されていますが、その中でも一番人気なのがゾウのプレゼンテーションです。
以前は象が芸を披露するという形式でしたが、ゾウへの配慮からプログラムを変更して現在は、ゾウの生態に近いより近いプレゼンテーションを披露するようにしたそうです。
プレゼンテーションの後には、バナナやニンジンが盛られたバスケット(5ドル)を購入をするとゾウへの餌やり体験ができます。鼻で器用にバナナやニンジンを挟んで、口に運ぶのを間近で見るのは少し怖くもありますが、ちゃんと食べてくれると嬉しい気持ちに。

オープンZooを体感

シンガポール動物園は開園した当時からオープンZooというコンセプトを取り入れていました。オープンZooとは「開かれた動物園」の言葉の通り、動物を間近で見られることを重視し、柵や檻で動物とただ単に囲うのではなく、柵の高さを人間の目線より低い位置に設置したり、掘や空間をうまく利用することで、来園者と動物との間の障壁を極力排除した構造を取り入れています。
また、動物の生態をより詳しく見られるように檻自体にも工夫がされています。

動物の知的好奇心をくすぐる仕掛け

動物も毎日決まった時間にエサを与えられているだけでは、自分で考えることをやめてしまうそうで、シンガポール動物園ではエンリッチメント(日本語で高めるの意味)と呼ばれる動物の知的好奇心をくすぐる仕掛けを随所に設置しています。
例えばこの写真。アリ塚を模した構造物には上部に穴が開けられていて、中には甘いジュースが入れられています。チンパンジーはそのジュースを飲むためには、枝のように棒状になったものを突っ込まなければなりません。枝を探して穴に入れることで初めて飲める。このように工夫をしなければならない状況を与えることで、動物たちは知的好奇心を刺激されます。

迫力満点のホワイトタイガー

最後にシンガポール動物園の好きな動物を紹介させてください。今回の取材で見ることができて一番嬉しかったのはホワイトタイガー。普段は茂みで寝ていることが多いというホワイトタイガーもこのときは取材ということを知ってか、活発に動いてくれました。

取材を終えて

シンガポールに住み始めて1年半が過ぎ、今回初めてシンガポール動物園を訪れました。私が知る日本の動物園とは何から何まで違い、生き生きとしている動物たちを間近で見られるその魅力にすっかり取り憑かれてしまいました。
ただ、今回の取材でも展示されている動物を全て見ることはできず、ライオンやゴリラなどを紹介することができませんでした。何度も訪れたくなるシンガポール動物園ということを実感し、お得なチケット=年間パスポートの購入を検討しています

シンガポール動物園の入園料金

シンガポール動物園はワイルドリザーブシンガポールという企業が運営しており、シンガポール動物園の他に、「リバーサファリ」や「ナイトサファリ」「ジュロンバードパーク」を運営しています。1つの施設が対象の「シングルパークチケット」と複数の施設がセットになった「マルチパークチケット」があります。

シングルパークチケット

シンガポール動物園の単体の入園料は、シンガポール在住者とシンガポール非在住者とで金額が異なります。
・シンガポール在住者  大人:$31.20 子ども(3〜12歳):$20.80
・シンガポール非在住者 大人:$35.10 子ども(3〜12歳):$23.40

マルチパークチケット

マルチパークチケットは4つのうちから2つを選ぶタイプで、シンガポール動物園とのその他の施設との組み合わせは、
・動物園+リバーサファリ 大人:$61.75 子ども(3〜12歳):$40.85
・動物園+バードパーク  大人:$61.75 子ども(3〜12歳):$40.85
・動物園+ナイトサファリ 大人:$71.25 子ども(3〜12歳):$50.35
となっています。
チケットの詳細は以下のリンクから確認できます。
チケット情報:https://www.wrs.com.sg/en/ticketing/admission-and-rides/parks-selection.html

4パークチケット

こちらはリバーサファリ、バードパーク、動物園、ナイトサファリにそれぞれ1回ずつ入れるチケットとなっています。
4-Park Admission 大人:$80.75 子ども:$59.85

年間パスポート

シンガポール動物園に年間3回以上訪れるという人にとっては、動物園内を周遊するトラムにも乗り放題になる年間パスポートがお得です。大人1人だけのパスポート料金は$95ですが、この他に、大人2人と子どもの分がセットになったファミリー向けパスポートもあります。
・シンガポール動物園ファミリー向け年間パスポートの料金
大人2人+子ども1人=$205.00
大人2人+子ども2人=$215.00
大人2人+子ども3人=$225.00
大人2人+子ども4人=$235.00
大人2人+子ども5人=$245.00
料金は以下のリンクから確認できます。
年間パスポート情報:https://www.wrs.com.sg/en/ticketing/membership/package-selection.html?selected=fosz

<シンガポール動物園>
住所:80 Mandai Lake Rd, 729826
営業時間:8:30-18:00(Last entry at 17:30)
Web:https://www.wrs.com.sg/en/singapore-zoo.html
上記のリンクはシンガポール動物園の公式ページ(英語)

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この記事を書いた人
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