自宅用IP監視カメラの映像がアダルトサイトに公開されていた?
※写真はイメージです
シンガポールの地元紙「ストレーツタイムズ紙」は10月12日、自宅用監視カメラの映像がハッキングされ、アダルトサイトで共有されたと報じました。
ハッキングされた映像には、カップル、授乳中の母親、さらには子どもたちの様子が写っており、顔もはっきりとわかるそうです。そして、シンガポールと明示されたタグ付けがされている自宅のレイアウトは典型的なHDB住宅そのものだとか。
2020年3月に撮影と書かれたビデオには、10代の少女が白いTシャツと下着をつけて、教科書を手にしているところが映っているそうです。そして、その周りには、シンガポールの生徒が使っている中等教育Oレベルの本があったと報じています。
映像は、シンガポールの家庭で一般的に使われているインターネットプロトコル(IP)カメラで撮影されたもののようです。IP監視カメラは、自宅にいる子どもや高齢者、住み込みのメイド、またはペットを外出先から見守る目的で広く利用されています。しかし、インターネットを通じてリモートアクセスできるため、ハッキングされる危険があります。
オンラインで映像を共有したのはソーシャル・メッセージング・プラットフォーム「Discord」を使うグループで、世界中に約1,000人のメンバーがいます。ハッキングされた映像にはタイ、韓国、カナダと表示されたものがあり、約4,000のビデオや写真など、700MBの「サンプル」が無料で提供されているそうです。
ストレーツタイムズ紙は、IP監視カメラのハッキングを防止する方法として下記をあげています。
- セキュリティ機能がついている、信頼できるブランドのIPカメラを使用する。
- ソフトウェアを常に更新する。
- 簡単に破られないパスワードを使用し、定期的に変更する。IPカメラについてくるデフォルトのパスワードは使用しない。
IPカメラを設置しているご家庭は多いと思いますが、気をつけたほうが良さそうですね。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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