西部クレメンティのHDB住宅2区画で スマート・レターボックス・システム『ポストパル』を試験運用へ
郵便事業のシンガポール・ポスト(シングポスト)は12月11日から、西部クレメンティのHDB住宅2区画においてスマート・レターボックス・システム『ポストパル(PostPal)』の試験運用を開始すると発表しました。
ポストパルは、スマートレターボックスプロットタイプの新システムとして、シンガポールに本社を置くロボット工学および自動化企業であるPBAグループと共同で開発。1基でHDB一区画分の郵便物をすべて収納でき、郵便物は自動で分別され保管庫に振り分けられます。住民に指定された郵便受けは鍵の代わりに、シングポストが発行したQRコードをスキャンして開錠し、郵便物を回収するという仕組みになっているとのこと。
さらに、便利な機能として、シングポストのアプリを使えば、配達の通知を受け取ったり、回収待ち郵便物の個数確認や代理人引き取りを許可することもできるそう。郵便配達員は仕分け作業をせずに郵便物をまとめてポストパルに投入するだけでよくなります。
シングポストは12月3日、1年間に渡って行われてきた試験運用の効果を発表。同社の最高経営責任者のヴィンセント・パン氏は、「ポストパルは、誤配達や配達員の負担軽減、二酸化炭素排出量の大幅削減につながる郵便サービスの著しい向上をもたらすものだ。」とのコメントを発表しました。
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SingaLife編集部
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