シンガポール国内のショッピングモール・スーパーなどに電子ごみリサイクル回収ボックス300個超設置
電子ごみのリサイクル回収ボックス計300個超が7月1日、シンガポール国内各地のショッピングモールやスーパーマーケットなどに設置されました。
国民にリサイクルを奨励する国家的取り組みの一環で、ノート型パソコンなどの情報通信機器や冷蔵庫、電球、電池など年間約2万トンの電子ごみの回収を目指します。
家具・電化製品チェーン、ハービー・ノーマン、ミレニアム・ウォーク店において6月30日、今回のスキームの開始を発表したエイミー・コー上級国務相(持続可能性・環境担当)によりますと、シンガポール国内で排出される電子ごみは、年間約6万トンに上り、国民1人あたり携帯電話およそ70個分に相当します。
電子機器の普及が進むなか、排出量のさらなる増加が今後予想され、国家環境庁(NEA)は、各業界団体が任意で行っている従来のリサイクル制度に代わり、ショッピングモールやスーパーマーケットのほか、コミュニティーセンターや小売店などの公共エリアにリサイクル回収ボックスを増設する方針です。
また、リサイクル回収ボックスを運用する多国籍ごみ処理会社アルバ・グループのシンガポール法人アルバE-ウェースト・スマート・リサイクリングは、大型家電製品が回収品の重量の大部分を占めると予測。
希望者が簡単にリサイクルを行えるよう、リサイクル回収ボックスに加え、リサイクル品の戸別訪問回収サービスも提供する計画です。
さらに、電子ごみのリサイクルに際し、携帯電話のアプリを通じて、ポイントが加算され、配車サービス、フードデリバリー、自転車シェアサービスなどのサービスや美容製品、環境配慮型製品のバウチャーや他社のポイントと交換できるとのことです。
限りある資源の有効活用に向け、私たちも日々、心がけていきたいものです。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
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