シンガポールの穴場観光スポット10選!現地スタッフおすすめのディープスポットでシンガポール通になろう!
シンガポールのメジャーな観光地はもう全部制覇したぞ!と思っている筆者でもシンガポールにはまだまだ知られざる穴場の観光スポットがたくさんあります。
ちょっとディープだったり、住んでないとこんなところ来ないわ!という場所はなかなかガイドブックでは紹介されないもの。そんな観光スポットの楽しみ方や遊び方を見ていきましょう!
>ハウパーヴィラ:ディープにシンガポールの中国文化を知ろう!
>ラッフルズ マリーナ ライトハウス:楽しみ方は人それぞれ!
>コニーアイランド:現地人にも人気の観光地!
>スンガイ ブロー湿地保護区:シンガポールのマングローブ
>雲南庭園:ここぞ穴場の観光地
>リトル グイリン:超ローカルな憩いの場
>センバワン温泉公園:温泉マニアにはたまらないディープスポット
>Fish@Bugis+:レストラン選びに迷ったらここ
>セントアンドリュース教会:意外と見落としがちな観光スポット
>シンガポール国立博物館:シンガポールの歴史を詳しく知ろう!
②シンガポールの穴場スポットでディープな旅の時間をお過ごしください!
在住者に聞いた!シンガポールのおすすめ穴場スポット10選
ハウパーヴィラ:
ディープにシンガポールの中国文化を知ろう!
長い中国の歴史の中で語られてきた儒教、道教、仏教などの宗教的な神話や、中国の伝説や民話のワンシーンを奇妙な像とジオラマで展示してあるとても風変わりな観光地です。アジアの歴史、哲学、宗教、文学作品を学ぶことができます。
なんと彫像は1000体を超え、ジオラマも150シーンと見ごたえたっぷり。また、ハウパーヴィラ内にあるヘルズミュージアムは中国民間伝承「十大地獄」の鮮烈な描写で知られています。中国に伝わる厳しい道徳、「死後の地獄と10ヵ所の裁判所」についてより深く理解できるように工夫をこらした展示があります。
地元シンガポールの親たちも一度は道徳教育のために子どもを連れてくる場所だとか。世界やシンガポールのさまざまな人種の死生観を比較するのにも良い場所だそうです。ただ、ショッキングな場面も多いため9歳以下の子どもにはおすすめではないと公式HPにも記載されていますのでご注意を!
ちなみにこちらのヴィラはもともとはかの有名なタイガーバウムで財を成した胡文虎が弟のために作りたいと建設された場所です。1985年以降はシンガポール政府観光局が管理しています。
Haw Par Villa(ハウ パー ヴィラ) 住所: 262 Pasir Panjang Rd, S118628 最寄り駅:Haw Par Villa駅 営業時間: 公園内 日〜木 9:00-20:00(最終入場:19:30) 金土 9:00-22:00(最終入場:21:30) Hell’s Mueseum(ヘルズ ミュージアム) 水〜日、祝 10:00-18:00(最終入場:17:00) Visitor Centre 月〜金、土日祝 10:00-18:00 定休日:公園内 無 Hell’s Mueseum(ヘルズ ミュージアム)月火 電話番号:6773 0103 WEBサイト |
ラッフルズ マリーナ ライトハウス:
楽しみ方は人それぞれ!
1994年に建てられたこの灯台は、シンガポールからマレーシアへ続くシンガポール道であるトゥアス セカンド リンクを見下ろす位置にあります。高さ12メートル、15メートルのビームが10秒ごとに点滅し、ラッフルズ マリーナに出入りするヨットを照らす夕暮れ時の景色はロマンチックそのものです。
シンガポール海事港湾局が所有・運営していない唯一の灯台で、灯台の管理はプレミアマリーナ、カントリークラブ、メガヨットのハブ、航海のライフスタイルセンターなどを行うラッフルズ マリーナ のクラブが行っています。
ここでの楽しみ方は人それぞれ。高級ヨットを観覧するのもよし、クラブ内にある高級、もしくはカジュアルレストランで食事をし、その後遊歩道を散歩するのもよし。海風にあたり、シンガポールが昔から貿易のハブ地点であったはるか昔に思いを馳せてロマンを感じるのもよし!素敵な結婚式場もありますので美しい新婚カップルに出会えるかもしれませんね。
Raffles Marina(ラッフルズ マリーナ) 住所:10 Tuas West Drive, S638404 最寄駅:MRT Tuas Link駅営業時間:8:00-22:00 (天候によっては立ち入り禁止となります) 定休日:なし 電話番号:6861 8000 WEBサイト |
コニーアイランド:
現地人にも人気の観光地!
コニーアイランド(Coney Island)、通称セラングーン島は、シンガポールの北東部、プンゴルの町内にある133haの島です。シンガポールの中心地から最近開発されたプンゴル ニュータウンへ向かい、そこから陸続きの遊歩道で島の入り口となるConey Island Park Westに到着します。 遊歩道からは対岸のマレーシアを見ることもできます。
もともとは1990年代のプンゴル地区の開発と共に、ニューヨークのコニーアイランドのような遊園地にする計画があったようですが、すぐに開発が必要な土地ではないということで今もそのまま豊かな自然が残っています。
こちらの島での楽しみ方はサイクリング!広さ81haのコニー アイランド パークではシンガポール固有の動植物を見ることができます。美しい鳥も多いのでバードウォッチングも楽しいでしょう。自然がそのまま残っているコニーアイランドはオナガザルも出没の可能性があるので、十分に気をつけましょう!
ちなみにこの島ももともとはハウパーヴィラでご紹介した、タイガーバウムの創始者兄弟が所有していたようです。
都市部のイメージが強いシンガポールですが、このように自然を楽しむこともでき、在住の人の週末のお出かけスポットにもなっています。
Coney Island(コニー アイランド ) 最寄駅:バス停 Punggol Point Park/Punggol Settlement より徒歩500m 営業時間:7:00-19:00 WEBサイト(コニー アイランド パーク) |
スンガイ ブロー湿地保護区:
シンガポールのマングローブ
1993年に自然公園として最初にオープンしたスンガイ ブローは、オーストラリアへ向かう渡鳥保護のための重要な湿地保護区として知られています。2002年には敷地の130haが自然保護区と認定され、ASEANの遺産公園としても認められています。
202haの敷地内は自生するマングローブ、干潟、池、森林があり、ビジターセンターやトレイルがあり訪れる人ができるだけたくさんの動植物を見ることができるように工夫されています。
一年を通してカニ、トビハゼ、アナジャコ、ムツゴロウ、カニ、貝、水ヘビ、鳥、クモ、オオトカゲ、カワウソ、鳥類はサギやカワセミ、サンコウチョウなどを見ることができます。また、渡鳥の季節、9月から3月までの季節限定でチドリやシギなどの群れを見ることができます。
Sungai Buloh Wetland Reserve(スンガイ ブロー湿地保護区) 住所:60 Kranji Way,#01-00 S739453 営業時間:7:00-19:00(最終入館受付18:30) 電話番号:6794 1401 WEBサイト |
雲南庭園:
ここぞ穴場の観光地
まるで中国の時代劇にでてきそうな、緑と水景と歴史的建造物が織りなす広大な庭園です。絵に描いたようなパビリオンや幾何学模様の小道、旧南洋大学(現NTUシンガポール)の入り口として使われていたアーチなどはつい写真をとってしまいたくなる美しいスポットです。
庭園にはほとばしる高さ5.6mの滝、鯉が泳ぐ小川、小さな橋など子どもも小さな楽園に迷い込んだように楽しめます。クラシカルな雰囲気があるスポットですがさすが大学の敷地内。庭園全体はWiFi完備。最新の雨水管理システムが取り入れられ、浄化された水が下流の動植物へ行き渡るなど、最新技術が取り入れられています。
併設されている中国文化遺産センターでは中国文化を学ぶことができます。6,000ftの広いスペースに及ぶ展示物は歴史好きな人には必見です。
Yunnan Garden (雲南庭園)(NTU=南洋理工大学内) 住所:50 Nanyang Avenue, S639798 電話番号:6791 1744 WEBサイト(南洋理工大学) Chinese Heritage Center(中国文化遺産センター) 住所:12 Nanyang Drive, S637721 営業時間:月〜金 9:30-17:00 土日 10:00-17:00 最終入館受付 16:30 定休日:祝日 WEBサイト |
リトル グイリン:
超ローカルな憩いの場
ブキ バトック タウンパーク内にある湖の中にそびえたつ花崗岩が中国の桂林の景勝地に似ていることから、通称「小桂林=リトルグイリン」として地元の人には呼ばれてる公園です。
もともと花崗岩の採石場だったこの場所。ブキバトクはマレー語で丘を意味する「Bukit」と咳を意味する「Batok」の2つの単語を組み合わせたものです。花崗岩の採石場の発破による騒音が、まるで「丘が咳き込んでいる」ように聞こえたため、このように名付けられたようです。
地域の生態系を脅かす恐れがあったため、この採石場は政府により閉鎖。その後、放置されたまま年月が経つとともに雨水がたまり、小さな湖ができました。1996年、都市再開発局(URA)は、周辺の公園を利用してこの地域の住宅地の景観を向上させることを提案しました。
その結果、今では地域の人々の憩いの場としてだけではなく、音楽公演や劇の公演、ウェディングフォトのロケーションとしても利用されています。また、さまざまな生物が生息しているため、動物好きの人、バードウォッチングを楽しむ人が訪れる場所となっています。
Bukit Batok Town Park(ブキ バトック タウンパーク) 住所:Butik Batok Avenue 5 沿い ライトアップ時間:19:00-7:00 WEBサイト |
センバワン温泉公園:
温泉マニアにはたまらない、ディープスポット
現在シンガポールにある唯一の天然温泉です。棚田のように上層から60℃→50℃→40℃とエリアが分かれており足湯として提供されています。2020年1月にリニューアルオープン。Sembawang Hot Spring Park(センバワン温泉公園)としてプールやカフェがあったりと地域の人の憩いの場になっています。
地元の地質学者によると、正確な泉源は不明だそうですが南西のブキティマ(Bukit Timah)にあるのではないかと考えられています。1908年、中国人の開拓者シーリャン・セーの息子である中国人商人シー・エン・キョンが、センバワンのパイナップル農園で温泉を発見し、治癒効果があると評判になったそうです。
第二次世界大戦中は日本軍によって使われたり、戦後は「幸運の湯」として競馬の発走前につかりに来るギャンブラーがいたりと時代と共に歩んでいる温泉ですね。
お湯の効能や成分が日本のようには表記されていませんが、歴史や地質について学ぶことができる教育パネルがあります。温泉好きの人にはぜひ訪れてほしい場所です。
Sembawang Hot Spring Park(センバワン温泉公園) 住所:Along Ganbas Ave, S756952 開園時間:7:00-19:00 WEBサイト |
Fish@Bugis+:
レストラン選びに迷ったらここ
レストラン選びに迷っている方におすすめしたいのがここ!エビ釣り体験ができ、さらにその場でBBQして食べることができるレストランです。
エビ釣り未経験の方でも問題なし!店員さんが釣りに必要なコツも教えてくれます。子どもも必ず楽しめる場所ですが、釣ったエビは暴れる、暴れる。必ず親のサポートが必須です。
店内にはエビのいけすの他に、金魚が泳ぐいけすもあります。そちらで金魚すくいを楽しむこともできます。
特定のタグがついたエビが釣れるとバウチャーや飲み物、時間延長サービスなどを得るチャンスがあったり、ロブスターやカニが放流されるスペシャルタイムがあるなど、ゲーム感覚でテンションもあがります。ちなみにお味も新鮮なだけにおいしいですよ!
Fish@Bugis+(フィッシュ@ブギス+) 住所: 201 Victoria St, #07-05 to 06 Bugis+, S188067 最寄駅:Bugis駅 営業時間: 9:00〜06:00 電話番号: 9008 0201 WEBサイト |
セントアンドリュース教会:
意外と見落としがちな観光スポット
ビジネス街、シビック ディストリクトにあるシンガポール最大かつ最古の英国教会です。白亜のゴシック・リヴァイヴァル建築様式の建物はビジネス街の中でひときわ目を引く荘厳さで威厳を放っています。
英国植民地時代の1822年に、トーマス・ラッフルズ卿の命により今の場所に建てられました。しかし2度の落雷により当初の建物は今はなく、現在ある建物は1856年に建て替えられたものです。セント・アンドリュースはスコットランドの守護聖人の名前。初期の教会建物の建設資金に多くの貢献をしたのがスコットランド人商人たちであったため、スコットランド守護聖人の名をとっています。
みどころはステンドグラス。シンガポール建国の父であるスタンフォード・ラッフルズ卿、2代目シンガポール理事官の英国人ジョン・クローファード、海峡植民地総督ウィリアム・バターワース少将に捧げられ、それぞれの紋章で彩られています。
現在もこちらの教会でミサや地域貢献の活動などを行い、信仰の集いの場となっています。観光のためのガイドツアーも行われていますのでより深く教会の建物や歴史を知りたい方はぜひ申し込んでみましょう。カフェや広場なども併設されており、観光の合間に心をしずめ、落ち着けるために訪れるのもおすすめです。
St.Andrew’s Cathedral(セントアンドリュース教会) 住所:11 St Andrew’s Rd, S178959 最寄駅:MRT City Hall駅 営業時間:土 11:30-18:30 日 7:30-17:30 火〜金 9:00-17:00 定休日:月祝 電話番号:6337 6104 WEBサイト |
シンガポール国立博物館:
シンガポールの歴史を詳しく知ろう!
シンガポールの歴史と文化を学べるシンガポール国立博物館は、1887年に設立されたシンガポール最古の博物館です。シンガポールを象徴する19世紀のコロニアル様式の建築物の1つでもあり建物もみどころの一つです。展示は最先端のテクノロジーを駆使し、膨大な展示も全く飽きることなく見ることができます。
2800㎡のガラス張りスペースの常設店であるシンガポール ヒストリー ギャラリーでは1700年代に西洋の旅行者が作成した地図のデジタル映像や展示から始まり、14世紀からの成り立ち、大航海時代、ラッフルズ卿、植民地時代、第二次世界大戦、日本軍占領時代、戦後の独立、現代の発展まで、シンガポールの歴史をストーリーテリング方式で様々なアプローチを用いながら展示、解説しています。
新館2階には日本のチームラボ(teamLab)による「Story of the Forest」があります。シンガポールの自然と動物に焦点を当て、ラッフルズ卿の下で実務を担当していたという、ウィリアム・ファークアー氏の69もの絵をデジタルアートに変貌させた作品をみることができます。
館内にはレストランもあり、休憩も可能。ミュージアムショップではシンガポールのお土産におすすめのSUPER MAMAの小物や陶器が販売されています。
National Museum of Singapore(シンガポール国立博物館) 住所: 93 Stamford Road,S178897 最寄り駅:MRT Bencoolen Station駅、 Bras Basah Station、Dhoby Ghaut駅 営業時間: 10:00~19:00(最終入場受付:18:30、新館2階のGlass Rotundaは18:15 ) 定休日:無 電話番号:6332 3659 WEBサイト |
シンガポールの穴場スポットでディープな旅の時間をお過ごしください!
シンガポールの穴場観光スポットのご紹介、いかがでしたか?メジャーな観光地も見逃せないですが、旅慣れたツウの方ならきっともっとディープな、知られざるスポットを求めているはず!と思い、地元の人からの情報や住んでいる人のお出かけ情報などを参考にして厳選してみました。
中にはきらびやかな都会のイメージとはかけ離れた、シンガポールの違う一面を覗いた気分になる場所も。ぜひ色々な角度からシンガポールを観光してディープな旅の時間を過ごしてくださいね。
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
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この記事を書いた人
SingaLife知りつくし隊
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、現地のトレンド情報やライフスタイル情報をお届けします。「知り尽くし隊にこんな情報を取り上げてほしい」各種SNSにてリクエストも随時募集中です!