【フォニックス】目からウロコのつづりのルール <パート1>-Vol.4 –

前回のコラムでは、「サイトワーズとひっかけ単語」をとりあげましたが、いかがでしたか?お子さんと少しづつ「暗記」を始めました、というお声もいただいており嬉しく思います。

いよいよ今回から3回に渡り、フォニックスのつづりのルールについてお伝えしたいと思います。最初に私が学んだとき、「そんなのあるのなら早く教えてよ」と思った、まさに「目からウロコ」のルールをご紹介します。




フォニックスのつづりのルール

1.Magic e (マジックイー)

Magic eとは、単語の末尾にeがあるとき、末尾のeは読まずに、その一つ前の母音がアルファベット読み(long sound)になるルールです。

magicがかかって、aのフォニックス読みではなく、
aのアルファベット読みになっていますね

末尾のeがその前の母音に、フォニックス読み(short sound)からアルファベット読み(long sound)になるように魔法をかける、ということでMagic eといいます。最後のeを読まないということで、このルールをSilent eとよぶこともあります。

それでは、eのマジックがかかると、どのように音がかわるかみていきましょう!

下記のように、よく目にする単語も、実はこのMagic eのルールで読めていたのですね。

made, date, kite, vote, bone, grape, rope, cake

注意していただきたいのが、このマジックは最後のeとその前の母音の間に子音が2つ入っていると、マジックはかけられません。ですから、rince, fence, denseなどはマジックはかからないのです。


2.「母音+母音」で前の母音のアルファベット読み

2つの母音が続いているときに、1番目の母音をアルファベットの名前で読んで、2番目の母音を読まないルールです。後ろの母音が礼儀正しく、前の母音に読み方をゆずるということで、「礼儀正しい母音」ともいわれます。

例えば、上記の単語のrain。<ai>のつづりは、前のアルファベットaのアルファベット読みの音のみしか聞こえませんね。

以前このルールを、神戸在住の中学校1年生に教えているとき、「だから、teaはeaで”イー”とeのアルファベット読みでaの音はないのか!」とその発見を喜んでいたのを、よく覚えています。

代表的な組み合わせで、下記のものがあります。

つづり単語の例
aitrain, pain
ietie, lie
eemeet, green
oaboat, goat
uefuel, barbeque

その他にも、このような単語もこのつづりのルールで考えると納得できますね!

play, key, teacher, toe, snow



つづりのルール、次回もお楽しみに!

これから夏休みにかけ、ご旅行されるみなさん、またはご自宅でお子さんと一緒に学習をする機会が多くなる方がいらっしゃるかと思います。ぜひお子さんといっしょに「フォニックスの音探し」を移動中やお家学習の一つとしてに行ってみてください。ご報告、お待ちしております!


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この記事を書いた人

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