【2024年版】シンガポールの車事情!カーリースやレンタカー、交通ルールについてもご紹介!

シンガポールの車は高い!
そんな話を聞いたことはありませんか。なぜ日本と比べて「高い」印象になるのでしょうか?そんなシンガポールの車事情を、交通ルールやカーリースまでまとめました。


シンガポールの車事情

 

高いと感じるその理由

シンガポールで車を購入しようとする際、日本と比べてしまうと、その高額さに驚きます。

参考までに日本でも人気の車種トヨタのシエンタのハイブリットタイプの価格をみてみると、シンガポールでの販売参考価格はS$191,888(2024年4月時点での参考価格。オプションにより変動あり)。S$1=110円で換算した場合、日本円でおよそ2,000万円です。日本での同タイプ販売価格は250万円前後からなので(2024年4月時点での参考価格。オプションにより変動あり)、高額どころか”超”高額と感じるのではないでしょうか。

どうしてそんなに高額になってしまうのでしょうか?そこには、シンガポールならではの理由があるんです。

その理由のひとつが、シンガポールの国土が狭いことに由来するもの。シンガポールの面積は約720平方キロメートル(東京23区と同程度)ですので、国内に車が溢れて渋滞などの混雑が発生しないよう、政府が制限をかけています。

シンガポール政府がCOE(Certificate of Entitlement)と呼ばれる車両を所有する権利証明書を発行することで、国内の車の台数をコントロールしているんです。COEは入札することで取得できますが、その価格は2週間ごとに変動する仕組みになっています。

例えば、車体が1,600cc未満という条件などを満たすカテゴリーAと言われる車両の場合、2024年4月第1回目の入札価格はS$89,000(約1,000万円)。お高い…。COEを入札することで10年間、車を所有する権利を得ることができますが、日本人には馴染みのない費用ですよね。

COEのほか、自動車所有税のひとつである道路税という税金がかかります。こちらの税金は6カ月または12カ月ごとに更新が必要な税金で、注意が必要です。更新にあたっては車検を通っているか、未払いの罰金がないか?などの条件を満たす必要があります。更新が遅れたり、道路税の期限が切れた車両を運転する(所有も)とペナルティとなって、最大S$2,000の罰金を含む遅延更新料の支払いが課されます。また、車両を売却した場合には車両に残っている道路税が新しい所有者に譲渡されるため、中古車を購入する際には道路税がすでに支払われているのか確認してくださいね!

少し加えておくと、シンガポールには「国産車」というものがありません。国内で車の生産をしていないため、車は全て「輸入車」に。ここで発生する関税も、車両価格が高くなる理由のひとつです。

諸々の費用を計算すると、シンガポールで車を購入すると日本の購入価格の4~5倍になると言われています。さて、どうしましょうか…。

ERPというしくみ

シンガポールの道路には、ERP(Electronic Road Pricing)という道路料金システムがあります。日本でいうETCのようなもので、ガントリーと呼ばれる料金所の門を通過すると、課金されるしくみです。政府はこの仕組みで渋滞状況を管理しており、課金されたくなければ代替ルートを探すか、ERPの稼働時間外に通行するか、公共交通機関を利用してね!という話。

そもそも、シンガポールで登録される車両はERP用のIUを取り付けなければなりません。この取り付け費用がS$158.70(GSTを含む)とのこと。購入後も、維持費が高いと言われる理由のひとつです。


 

それでも車が必要なんです!そんな時は

購入する必要はないけれど、車は使いたい!長期滞在していると、そんなシーンも出てくるはず。そんなときはカーリースやレンタカー、カーシェアリングがおすすめです。

カーリース

カーリースとは、契約希望者が希望する車をリース会社が代行して購入し、リース会社がカーリース契約者に一定期間貸し出す仕組みのこと。「リース契約」というと馴染みがない方も多いかもしれませんが、法人だけでなく個人での契約も可能です。

シンガポールで車を購入すると高額になりますが、カーリースの仕組みを利用すると車両はリース会社が購入し、車両の管理もリース会社がすることになります。購入するために多額の資金を用意する必要がない点は、シンガポールでカーリースをするメリットのひとつです。

そして月々発生するリース料には、購入にあたって必要な初期費用や税金が含まれるため、海外で不慣れな事務手続きを自らする必要がありません。

このリース料は基本的に月々一定額をリース会社に支払います。車を長期間所有しているとメンテナンス代や車検などの支払いが発生し、その年によって支出額が不安定になることが予想されますが、月々の支払額が一定であるリース料はコスト管理がしやすいともいえます。

シンガポールでカーリースサービスを展開している東京センチュリー シンガポールではいま、こちらの3車種が人気です!担当者の声とともにご紹介します。

①Toyota Altis 1.6(スタンダードセダン・5人乗り)

担当者からのコメント:
弊社で1番人気のお車です。グレード及びお値段の面からバランスが取れており、社用車として選んで間違いのないお車です。

 

②Toyota Camry 2.5(プレミアムセダン ・5人乗り)

担当者からのコメント:
上記Altisよりも車両自体が大きく、マネージメントクラスの方のお車として人気の車種です。ゴルフバッグも4つゆったり積むことが出来るプレミアムセダンです。

 

③Toyota Alphard(プレミアMPV・7人乗り)

担当者からのコメント:
7人乗りのお車では弊社で1番人気のモデルで 内外装ともにハイエンドなモデルとなっており、普段のご移動用のお車としては勿論、送迎のお車としても最適です。


東京センチュリー シンガポールでは、日本車以外でも希望すれば契約することができ、リース車両はマレーシアへの入国も可能とのこと。是非一度、検討してみては?

東京センチュリー シンガポール
(Tokyo Century Leasing (Singapore) Pte. Ltd.)
住所:8 Cross Street, #09-04/05 Manulife Tower, S048424
電話番号:6532 3436
担当:カーリース
伊藤、寺島 < info_autolease@tcls.com.sg >
携帯電話:8733 8256
WEBサイト


レンタカー

旅行や買い物など、必要な時に使うだけで良いならばレンタカーがおすすめ。シンガポールには世界各国に展開してる大手レンタカー会社もあり、日本人にとっても馴染みがあります。

車種やレンタル期間、レンタルする人の年齢などにより料金が変わりますが、運転しやすいサイズのコンパクトカー・中型車のレンタル料が約10,000円~13,000円前後/日からあるので、購入するよりも経済的です。(レンタル料は2024年4月時点の参考価格。)




カーシェアリング

レンタカーよりも気軽に車を使いたい方には、最近日本でも浸透してきているカーシェアリングがおすすめ。ちょっとした買い物に短時間使用したい時など、便利なシーンも多いはず。

シンガポール政府も、自家用車の保有数を減らすことを目的として、カーシェアリングをすすめています。アプリで手軽に登録&利用開始できるところも魅力的です。滞在期間によって免許証の条件などがありますので、詳細はカーシェアリング会社へご確認ください。




シンガポールの交通ルール

シンガポールでの運転は左側通行で、速度表示はkm単位。日本と同じなので、ほかの国と比べると比較的運転はしやすいほうです。

外国で運転する際に困ることのひとつ、路上駐車。ところ変わればルールも変わる!を実感するもののひとつです。シンガポールの道路には「黄色いギザギザ二重線」が書かれていることがあります。こちらが意味するのは、「道路または道路に隣接する公共の歩道に絶対に駐車・停止しないでください」ですから、絶対に駐車禁止です。

また、シンガポール国内にはCCTV(Closed-Circuit Television:監視カメラ)が設置されたエリアがあり、CCTVで駐車違反を取り締まっています。エリア内にはピックアップポイントという場所があり乗客の乗り降りが許可されていますが、「待つこと」は禁止されていますのでご注意を。

気になる違反した時の罰金については、駐車違反にはS$70からS$450の罰金が課されます。そして飲酒運転をして逮捕された場合、初回であればS$2,000からS$10,000の罰金に加えて1年以下の懲役がつく可能性も。もちろん日本でも違反ですが、シンガポールの方が厳しい印象です。知らなかった!では済まされませんのでご注意ください。


マレーシアまで運転できる?

シンガポールからマレーシアへの入国は、飛行機やバスが普及していますが、実はレンタカーを使ってもマレーシアまで行くことができます。追加料金はS$55/日(GST課税前、2024年4月時点)から可能なよう。もちろん国境を越えるための準備は必要ですが、陸路で隣接している国ならではの手段ですね。




カーリースやレンタカー、カーシェアリングも。サービスを選んで便利に生活!

シンガポールの車事情をご紹介してきましたが、いかがでしたか?そもそも公共交通機関が高度に発展しているシンガポールでは、車を所有する必要はあまりないのかもしれません。ですが、ちょっとした時に必要になるのが車ですよね。

カーリースやレンタカー、カーシェアリングを上手に利用してシンガポールライフを便利に楽しんでください。

●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
●本記事内の価格表示は2024年4月6日現在の為替相場(S$1=112.40円)換算にて表示しています。


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この記事を書いた人

SingaLife知りつくし隊

シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、現地のトレンド情報やライフスタイル情報をお届けします。「知り尽くし隊にこんな情報を取り上げてほしい」各種SNSにてリクエストも随時募集中です!

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