シンガポールで12歳以上の生徒を対象に、6月3日から新型コロナウイルスワクチンの接種を開始
シンガポール教育省(MOE)は5月31日、学校や学習塾で子どもたちが新型コロナウイルスに感染するケースが増えていることを踏まえ、休暇を利用して、シンガポールの学校と高等教育機関(IHLs)の学生らを対象に、ワクチンを優先的に接種すると発表しました。対象は、フルタイムで学校に通う12歳の生徒から大学院生までの40万人以上です。
6月1日からワクチンの任意接種の予約を開始し、最も早くて3日から接種を始めるとしています。MOEによりますと、生徒らを対象にしたワクチンの接種は8月末には完了する予定だということです。
18歳以上の学生は、米ファイザー・独ビオンテック社製のワクチンまたは米モデルナ社製のワクチンを接種することが可能。12歳から17歳の生徒には、ファイザー社製ワクチンのみの使用が許可されています。シンガポールの新型コロナウイルスのワクチン接種に関する専門家委員会は5月21日、「12歳から15歳の子どもへのファイザー・ビオンテック社製のワクチンの使用が安全かつ効果的であると評価されている」と発表しています。
関連記事:ファイザー・ビオンテック社のワクチンは12歳から15歳までの子どもにも安全かつ効果的。シンガポールで専門家委員会が医師らに回答 |
国内4カ所に、生徒・学生を対象にしたワクチンセンターを設置しています。Ang Mo KioとChoa Chu Kang、SimeiにあるInstitute of Technical Education(ITE)のキャンパス3つと、Raffles City Convention Centreが接種会場となります。
18歳未満の生徒の接種には親または保護者の同意が必要となります。13歳以上の生徒に限り、保護者の同伴なく接種することが可能です。13歳未満の生徒と特殊学校の生徒には、親か保護者がワクチンセンターに同伴する必要があります。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!