シンガポールの秘境・ウビン島で観光を楽しもう!サイクリングやカヤックでリフレッシュ
シンガポールといえば、マリーナベイサンズやガーデンズバイザベイといった近代化された都会のイメージがありますが、実は手つかずの自然が残った離島がいくつかあります。その一つがシンガポール北東側にある「ウビン島」。
今回の記事ではウビン島へのアクセスやウビン島でできるアクティビティ、必要な持ち物についてご紹介します。
シンガポールの秘境・ウビン島ってどんなところ?
ウビン島はシンガポールの北東側、マレーシアとの国境近くのジョホール海峡に浮かぶ、およそ10㎢の大きさの島です。
チャンギポイントフェリーターミナルから船に乗ってわずか10分ほどの場所に位置する自然豊かなウビン島は、都会の喧騒から離れてのんびり過ごしたい人々や、サイクリングやキャンプなどのアウトドアを楽しむ人々に大人気のスポットです。
ウビン島へのアクセス方法
ウビン島へは、チャンギポイントフェリーターミナルから出港する船でアクセスできます。フェリーの時刻表はなく、12人ほどの定員が集まり次第出港します。料金は2022年5月現在1人S$4で、船に乗ってから現金で徴収されるため現金を用意しておくようにしましょう。
チャンギポイントフェリーターミナルへは、シンガポール市街地からタクシーで20〜30分ほどで到着します。料金はおおよそS$25〜S$30ほどです。
公共交通機関を使う場合、路線バス2番、29番、59番、109番で「Changi Village Terminal」で下車します。が、市街地からは時間がかかってしまうため、お子様連れの場合などはタクシーの方がスムーズです。
ウビン島でのおすすめアクティビティ
船に乗って、いよいよウビン島に到着!そこに広がるのは都市国家・シンガポールとは思えない手つかずの自然が残る風景です。
ウビン島は意外と広い島で、暑くエアコンが効いた場所もほぼ無いため、自転車で回るのがおすすめです。
サイクリング
船着き場のすぐ側には、いくつものレンタルサイクル屋が並んでいます。歩いていると、店員に「Bicycle?」と声をかけられるでしょう。子ども用の自転車や補助輪付き自転車、二人乗りの自転車を貸し出してくれるレンタサイクル店もあります。
自転車のレンタル料金は1台あたりS$10〜S$35ほど。自転車の古さや性能によって価格が変わります。どの店も貸し出し前に試乗ができるため、試乗をしてサイズやブレーキの効きを確かめておきましょう◎
自転車を借りたらサイクリングへGo!
緑豊かな自然が広がる絶景ポイントがいくつも見つかります。
道がわかれているところには地図があるため、目指したい目的地に向かってサイクリングすることができます◎
舗装されていてサイクリングがしやすい道もあれば、舗装されておらず土や石の上を通らねばならなかったり、急な坂になっている場合も。自転車の性能やご自身・お子様の体力に合わせて無理なく楽しんでください!
カヤック
サイクリング以外にもアクティビティを楽しみたい!という方には、カヤックがおすすめです。ウビン島のマングローブ林にひろがる、豊かな自然の生態系を満喫できます。
ウビン島のおすすめグルメ
ウビン島内で食事をするなら、名物のシーフードをぜひ堪能してみてください。船着き場周辺にはシーフードレストランが数軒並んでいます。ホーカーのようなオープンエアでローカルな雰囲気満載ですが、サイクリング後のビールは格別です!
また船で本島に戻ると、フェリーターミナルすぐのチャンギビレッジにもいくつかの飲食店があります。
チャンギビレッジホーカーセンター
マレー系のお店が多く、特にナシレマが人気なローカル色の強いホーカーセンター。ローカルの人々で長蛇の列になっていることも!
Changi Village Hawker Centre (チャンギ ヴィレッジ ホーカー センター) 住所:2 Changi Village Rd, S500002 営業時間・定休日:店舗による |
リトルアイランドブリューイング
2015年にオープンしたリトルアイランドはクラフトビールを楽しめるブリュワリー。150席以上ある席は屋内と屋外に分かれています。特に屋外席は港ということもあり、潮風が心地よく、クラフトビールを楽しむには最適な環境です。
日中と日没後とでは雰囲気がガラッと変わり、夜は建物がライトアップされて、グッといいムードに!ウビン島の観光後、乾杯の一杯を交わすにもおすすめのブリュワリーです。
Little Island Brewing Co(リトル アイランド ブリューイング) 住所:6 Changi Village Rd, #01-01/02, S509907 営業時間:月~木 12:00-22:30 金 12:00-24:00 土・祝前日 11:00-24:00 日・祝日 11:00-22:30 定休日:無 電話番号:6543 9100 他店舗:有(South Beach店) WEBサイト |
ウビン島で必要な持ち物・注意点
飲み物
熱中症対策として飲み物は多めに持っていきましょう。フェリー入り口付近にはいくつかのお店があり飲み物を買うことができますが、そこを抜けるとお店はほとんどありません。サイクリングなどのアクティビティ中に喉が乾いても飲み物を買うことが難しいです。いつもより多めに水分を用意しておくようにしましょう。
虫除け
自然がいっぱいのウビン島では虫もシンガポール本島に比べて多く生息しています。デング熱のリスク等もあるため、虫よけスプレーやシールは必須です。
日焼け止め・帽子
紫外線対策として日焼け止めを塗っておくこともお忘れなく。たくさん汗をかくのでこまめに塗り直すようにしましょう。また普段は日傘派という方も、サイクリングやカヤックなどウビン島ではアクティビティが多いので帽子が便利です。
絆創膏・アルコール消毒セット
サイクリングロードは舗装されていない道も多く、石や泥に引っかかって自転車で転倒してしまう可能性があります。ケガに備えて絆創膏や救急セットを念の為用意しておきましょう。
蓋が閉まるカバン
ウビン島には猿やイノシシなどの動物も多く生息しており、人間の食べ物を取ることもあるため、必ず蓋の閉まるカバンやリュックで訪れるようにしましょう。
筆者は初めてウビン島を訪れたとき、蓋の閉まらないバッグで行ってしまったため、自転車の前カゴに置いていたバッグの中のサンドイッチを猿に取られてしまうハプニングがありました。(猛スピードで自分の乗っている自転車に迫ってくる猿の姿はしばらくトラウマに…)
特にスーパーのビニール袋の中に食べ物がある、というのは猿たちもわかっているそうなので、ビニール袋は絶対にむき出しのまま持たないようにしましょう。
ウビン島の大自然でリフレッシュ!
以上、近代化のイメージが強いシンガポールにおいて手つかずの自然が残る秘境・ウビン島についてご紹介しました。休日はパソコンやスマホから離れて、ウビン島で自然の中で思いっきりリフレッシュしてみませんか?
●記事内容は執筆時点の情報に基づきます。
この記事を書いた人
SingaLife編集部
シンガポール在住の日本人をはじめ、シンガポールに興味がある日本在住の方々に向けて、シンガポールのニュースやビジネス情報をはじめとする現地の最新情報をお届けします!